高校政治経済で知っておきたい地球環境問題と世界の取り組みについて

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【高校政治経済】地球環境問題についてまとめています。

地球環境の破壊

➊地球温暖化
➋オゾン層の破壊
➌野生生物種の減少
➍酸性雨
➎熱帯林の減少
➏水資源の減少

などが挙げられます。

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地球温暖化とは

世界中の国々の工業化に伴い、二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの排出量が増加し続け、地球温暖化が進んだ。極地の氷の融解が進み、低地・島嶼国の水没、異常気象などが懸念されている。

気候変動枠組み条約(地球温暖化防止条約)

1992年に締結。気候変動枠組み条約締約国会議(COP)を中心に温暖化防止の対策が検討された。

京都議定書

1997年、第3回気候変動締約国会議(COP3)で採択。2005年に発効。温室効果ガスの数値削減目標を決めた。排出枠が先進国に割り当てられ、それを超える排出量がある場合、相互に排出量取引ができる(京都メカニズム)。

京都議定書の発効

2001年、アメリカは離脱。2005年、ロシアの批准で発効。温室効果ガス排出の削減義務をめぐっては、先進国と発展途上国間の対立があり、課題が多い。環境問題は「共通だが差異のある責任」として、取り組み方に差異を設けるべきだという意見もある。

オゾン層の破壊

冷蔵庫の冷媒や洗浄剤・スプレーに使用されていたプロンガスは、オゾン層を破壊する。オゾン層が破壊されると紫外線が地表に大量に降り注ぎ、皮膚ガンや白内障などを引き起こす。

  • オゾン層保護のためのウィーン条約…1985年に採択。
  • モントリオール議定書…1987年。フロンガスの使用を国際的に規制。多くの分野でフロンが廃止された。この議定書では、発展途上国のフロン使用は認めるなど、課題もある。

野生生物種の減少

乱獲・環境汚染、それにともなう生態系の破壊等により多くの生物が絶滅の危機に瀕している。

  • ワシントン条約…1973年。野生動植物の国際取引などを規制した。しかし、密猟・違法取引は今なお続いている。
  • ラムサール条約…1971年。湿地や水鳥, また水鳥を中心とする生態系の保護などを目的とする。日本では釧路湿原などが登録され、保全が図られている。

酸性雨

工場や自動車の排気ガスから放出される窒素化合物や硫黄酸化物が原因。森林、農作物、河川・湖沼の酸性化による生物の死滅、建造物の腐食などが引き起こされている。ヨーロッパで広範な地域の森林の木を立ち枯れさせた。ドイツのシュヴァルツヴァルトや北欧諸国の森林での被害などがある。

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熱帯林の減少

伐採や焼畑農業をはじめとする大規模農地開発により熱帯林 が大幅に減少。砂漠化の原因ともなっている。熱帯林は大量の二酸化炭素を吸 収するため、その減少は地球温暖化の促進要因にもなっている。

水資源の減少

人口爆発や工業化により生活・農業・工業用水のための水資源の確保は世界的に難しさを増している。多くの国が水不足に陥っており、各国の水資源確保・開発の動きは活発になっている。食料輸入大国である日本の食料の安定供給と密接な関係をもつ問題である。

環境問題への国際的取り組み

国連人間環境会議(ストックホルム会議)

1972年、スウェーデンのストックホルムで開催。「かけがえのない地球」がスローガンとして掲げて、人間環境宣言を採択した。これを受けて、国連環境計画(UNEP)が設置された。

国連環境開発会議(地球サミット)

1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された開発と環境保護の調和のための対策会議。

  • リオ宣言…「持続可能な開発」を基本理念として採択された。また、環境保護の行動計画としてアジェンダ21が策定された。
  • 気候変動枠組み条約…地球温暖化を防ぐ。
  • 生物多様性条約…生物の多様性を生態系・種・遺伝子の3つで捉え、生物多様性の保全や持続可能な利用などを取り決めた。

環境・開発サミット

2002年、南アフリカのヨハネスブルクで開催され、ヨハネスブルク宣言を採択。「持続可能な開発」の具体的な実施計画も採択。

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