大学入試・小論文解答例「大学教育のあり方」

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大学入試・小論文解答例「大学教育のあり方」です。

<問題>
問1、課題文のなかで、筆者は、現在の日本における大学教育の何が問題で、今後どのような変化が必要である と述べているのか、200 字以内で説明しなさい。
問2、現代社会で起こっている解決すべき課題の具体例を一つあげ、それに対処するために大学で学んだことが どのように役立つと考えられるかを、400 字以内で述べなさい。その際、課題文で述べられている「教養教 育」と「職業教育」の特長に関連付けなさい

解答例1

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問1

著者が述べる大学教育の問題点は、教養教育に偏りすぎて、職業教育が疎かになっていることだ。それゆえに大学教育が卒業後の職業生活に直接生かされないため、うまく学業から就業への移行が進まず、若者の離職率が上昇している。

今後は、「職業的意義」を重視し、文科系の定員を減少させて、理科系で学ぶ学生数を増加させ、文科系であっても、業務をうまく遂行できるような科目を中心にした教育を行うべきであると述べている。

問2

私は、現代社会で起こっている解決すべき課題として、職場のストレスによる過労死を挙げる。日本の産業、経済を支えている支柱は、紛れもなく全国で汗水流して働く労働者である。そんな彼らの中には、職場へのストレスを過度に感じ、自殺行為に至る者もいる。その数は世界で比較しても日本は多い。現在「働き方改革」が叫ばれる日本だが、より職場のメンタルヘルスを強化する必要がある。

若者の離職の最大の理由は、仕事が合わないからであるという。もし彼らが離職せずに我慢を続けたら、自殺行為に走っていたかもしれない。著者は、解決策として大学では職業教育を優先させるべきだと述べているが、私は最悪の事態を防ぐためには、大学での教養教育を徹底させるべきであると考える。幅広く学問を知ったうえで、自分に最適な学問に絞って勉強することで、より自分に合った職場を選べるだろう。好きな仕事をすれば、ストレスは生まれにくいに違いない。

添削

理由は、主張の次に記述するのが一般的です。ちょっと順序と文言を入れ替えてみます。

職場のストレスによる過労死を挙げる。現在「働き方改革」が叫ばれる日本だが、より職場のメンタルヘルスを強化する必要があると考えるからだ。これまで日本の産業、経済を支えている支柱は、紛れもなく全国で汗水流して働く労働者である。そんな彼らの中には、職場へのストレスを過度に感じ、世界で比較しても日本は多い自殺行為に至る者がいるという現実(背景)がある。

講評

問1は素晴らしいです。特に修正箇所はありません。問2は、冒頭から主張が盛り込まれ、読みやすい論文となっています。展開の仕方、主張も独自の視点から記述されており、自分なりの解決策(意見)も記述されていていいです。

考察

自殺者については、

人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率は、17年は全体で16.8と8年連続で低下し、統計を取り始めた1978年以来最低を記録。一方、20歳未満は2.6と98年以降ほぼ横ばいで、20代や30代も40代以上よりピーク時からの減少率が低い。(6/22の政府閣議より)

自殺者の数は、経済の景気の良しあしによって大きく変わるのかなあとも。

その他の回答例

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