太宰治の名作『走れメロス』は、中学国語で定番の文学作品として取り上げられ、特に人物の心情や行動の変化、物語の構成やテーマ理解が問われる重要な単元です。定期テストでは、登場人物の心の動きや表現技法の読み取りがよく出題されるため、しっかりとした対策が必要です。本記事では、頻出のポイントを押さえた演習問題と丁寧な解答を掲載しています。テスト対策や復習にぜひ活用してください。
走れメロスの定期テスト演習問題
教科書の走れメロスの「ああ、王はりこうだ。うのぼれているがよい。~ 妹はほおをあからめた。」の部分を読んで、次の後の問いに答えなさい。
問1 「逃がした小鳥」とは誰のことか。
問2 「生意気なことを言うわい」とあるが、王はメロスのどんなことばを生意気と思ったのか。一文を書き抜きなさい。
問3 「願いを聞いた」とあるが、メロスの願いはどんなことか。30字以内で答えよ。
問4 「ちょっと遅れてくるがいい」と王が言ったのは、王にどんな考えがあったからか。次のア~エより1つ選び、記号で答えなさい。
ア 人は信じられないものだと見せ付けてやりたいという考え
イ 人を簡単に信じるメロスの甘さを思い知らせてやりたいという考え
ウ 誰も信じられないこの世の冷たさを証明してやりたいという考え
エ 友情や信頼など、くだらない幻想だと悟らせてやりたいという考え
問5 「おまえの心はわかっているぞ」とあるが、このとき王はメロスの本心をどのように考えていたのか。
問6 「メロスは口惜しく、じだんだ踏んだ」とあるが、それはなぜか。
問7 「よき友とよき友」とあるが、そのことがわかるセリヌンティウスの様子を表す一文を書き抜け。
問8 「メロスはその夜~」とあるが、このときメロスはどのような様子で村に到着したか。次のア~エより1つ選び、記号で答えなさい。
ア完全無欠
イ意気揚々
ウ才色兼備
エ疲労困憊
走れメロスの定期テスト演習問題の解答
問1 メロス
問2 私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい
問3 自分の処刑まで3日間の日限を与えて欲しいということ。
問4 ア
問5 身代わりを裏切って、自分は助かろうと思っている。
問6 王がメロスの言葉を信じないで、卑怯者と思っているから。
問7 セリヌンティウスは無言でうなずき、メロスをひしと抱きしめた。
問8 エ
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