【高校古文】平家物語に関する対策問題です。
平家物語(扇の的)のポイント
項目 | ポイント |
---|---|
場面設定 | 源平合戦の最中、屋島の戦い(1185年)での出来事。 |
登場人物 | 那須与一(源氏側の弓の名手)、平家の女性(扇を掲げた人物)。 |
扇の的の描写 | 平家の船に掲げられた扇は金色で華やか。風で揺れ、波の上で光り輝く様子が描かれ、戦場の緊張感と美しさが表現されている。 |
与一の決意 | 那須与一は「これを射損じて恥をかけば、二度と顔を上げられない」と自らの名誉を賭けて挑む覚悟を決める。 |
弓の技術 | 与一は正確な射術を披露し、一射で扇の要(かなめ)を見事に射抜く。これは与一の高度な技術と精神力を象徴するシーン。 |
平家の反応 | 扇が射られたことで、平家側は感嘆の声を上げ、源氏も喜びと称賛の声をあげる。この場面は戦いの一瞬の静寂と美的な要素を強調している。 |
文学的特徴 | – 自然描写(風や波の表現を通じて緊張感と美しさを強調)。 |
– 戦場における「技術」や「名誉」を描写しつつ、平和的な美の象徴としての扇の役割を示す。 | |
テーマ | – 武士の名誉と覚悟。 |
– 美的感覚の追求(戦場における非日常的な美)。 | |
– 勝敗を超えた平家と源氏の美的感覚の共有。 | |
現代への教訓 | – プレッシャーに立ち向かう勇気と努力の重要性。 |
– 技術や美が時に敵味方を超えて感動を生むこと。 |
平家物語(扇の的)に関する対策問題
平家物語(扇の的)の「頃は二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに~海へさつとぞ散つたりける。」の部分を読んで、次の問いに答えなさい。
(1)「磯打つ波も高かりけり」とあるが、そうなってしまった原因を表す次の文の( )に当てはまる言葉を本文より書き抜きなさい。
・( )が激しかったから。
(2)「沖には平家」と対になっている表現を本文より書き抜きなさい。
(3)「目をふさいで」とありますが、何をするために目をふさいだのか。本文より漢字二字で書き抜きなさい。
(4)「この矢外させたもうな。」と言った与一は、もしも外したらどうする覚悟なのか。それがわかる一文の、最初の五文字を書きなさい。
(5)「小兵といふぢやう、十二束三伏、弓は強し」から分かることは何か。次のア~エより選びなさい。
ア 屈強である
イ おおらかである
ウ 緊張している
エ 自慢している
(6)鏑矢が扇を射当てた時の音を表す言葉を、本文よち四字で書きなさい。
平家物語(扇の的)の対策問題の解答
(1)北風
(2)陸には源氏
(3)祈念
(4)これを射損
(5)ア
(6)ひいふつ
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