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【大学入試小論文】翻訳する際に必要な力についての解答例

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【大学入試小論文】翻訳する際に必要な力についての解答例です。

日本語文章能力を高め、次に外国語だけでなくその国の文化や社会について学ぶという順番を守らずに、外国語を本当に理解することはできない。同様に、日系移民の存在を重視せず、いきなり外国人を理解することは不可能である。なぜなら日系移民は最も身近な移民の事例だからだ。しかし日本は海外の政策を調べ、日系移民から学ぼうとしない。外国人移民導入のヒントを得るには、日系移民のブラジルなどでの適応過程の理解が必要である。

「翻訳」について、筆者の意見を参考にしながらあなたの考えを800字以内でわかりやすく述べなさい。

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翻訳する際に必要な力

私も、筆者が言うように、翻訳にはその言語を話す国の文化や社会に関する知識が必要であると思う。そして単語を機械的に訳すだけでは文脈を捉えることはできず、自分が訳した文章から話し手の意図を読み取ることが困難になってしまうと考える。

日本の謙遜の文化を例にとってみる。ある品物に「粗品ですがお受け取りください」という手紙が添えられていたとする。これを、日本語は理解できるが、日本の謙遜の文化を知らない外国人が受け取った場合、いらないものをわざわざよこしてきたと不愉快に感じるだろう。このように、相手の国の文化についての知識がなければ、たとえ語学力が高くても相手との間にミスコミュニケーションが生じてしまうのである。

たしかに、語学力が高ければ文章を正確に訳すことができるだろう。しかし私は、翻訳というものは、その言語の背景にある文化の理解なくして成り立たないと考える。なぜなら言葉はそれを使う人々の永い歴史や文化を背負っており、彼らのものの考え方や、感じ方というものを内包しているからである。簡単に見える文章でさえ、実はその言語の特有の事情を含んでいて、文化の差が、わずかなニュアンスの違いや、時に決定的な誤訳を生み出すことにつながりかねないと思う。かつてドナルド・キーン氏が太宰治の「斜陽」の一節にある「白足袋」を、当時の日本の正装であることを理解したうえで「formaal costume」と訳し、歴史に残る名訳と賞賛されたように、文化の理解なくして言語の真意を伝えることは不可能なのである。

以上のことから、私は筆者と同様に、外国語を本当に理解し翻訳するためには、その言語を話す人々の背景にある文化や社会についての理解が必要不可欠であると思う。そうすることで、多文化共生を迎えた現代社会において自分と異なる他者を尊重し、受け止めることができると考える。

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