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【高校地理】世界各地の衣食住の特徴まとめと消費の拡大

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【高校地理】衣食住と消費の拡大についてまとめています。

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世界の衣食住

グローバル化により均一化が進む。

衣服

寒冷地型(寒さから保護)と熱暑地型(暑さから保護)。材料は、地域の気候条件などによる素材生産に依存。衣服には、暑さ・寒さや日ざしから守る役割があります。気候に応じて、さまざまな形や素材の衣服が見られます。

  • 暑い地域…風通しの良い木綿や麻の布などをゆったりまとう。
  • 寒い地域…保湿性の良い動物の毛皮でできた衣服や手袋などを着用する。

世界的にTシャツやジーンズが普段着として普及し、伝統的な衣装は、祭りや結婚式など特別な時のものに着る傾向が見られます。

食生活

主食は、麦(ヨーロッパ・インド)・雑穀(アフリカ大陸・アジア北部)・米(東・東南アジア)・イモ類(オセアニアの島々・南アメリカ)に分類。ヒンズー教徒の牛肉、イスラム教の豚肉は、食物禁忌(タブー)。

食物禁忌(タブー)

世界の代表的な食物禁忌

  • ヒンズー教徒…牛肉。牛は神聖な動物。
  • イスラム教徒…豚は不浄な動物。イスラムにのっとった方法で処理された肉(ハラール)のみを食す。
  • ユダヤ教徒…ユダヤ教の決まりによって調理・浄化された肉(コーシャ)のみを食す。

住居

寒冷地系(シベリアのイズバ)、高温湿潤系(東南アジアの高床式住居)、高温乾燥系(西アジアや北アフリカ)。さまざまな住居と変化ですが、気候や生活習慣にあった材料が使われ、形も多様です。

  • (例)木が豊富にある地域…木造の住居が多いです。アメリカ合衆国などでは、丸太や角材などできた家が見られます。
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行動空間の拡大

交通機関の発達・大量消費の拡大。→モータリゼーションの普及でドライブスルーの店やショッピングセンター。

余暇とリゾート

欧米は日本より長期のバカンス。自然と触れ合うグリーンツーリズムが注目。リゾート開発による自然破壊が課題。

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衣食住の練習問題

次の事がらに関係の深い語句を、後から選べ。

(1) アンデス山地では, 綿花や生糸の生産が困難であったため,家畜の毛を素材とした衣服を着用してきた。
(2) カナダ北部のイヌイットは,冬の間, 雪のブロックを積み上げたり,流木でつくった住居にくらしている。
(3) イスラム教の信者は, イスラムの教えに従った神聖な方法で処理・調理された食べ物を食している。
(4) アメリカの人々は, 現金よりもクレジットカードや個人の当座小切手を使って商品の購入や支払いを済ませる。
(5) 日本の伝統的な家屋は、関東地方南部や東海地方以西の地域では,柱と壁で区切られた四間取りが基本となっている。

<語句>
(ア)ハラール (イ)イグルー (ウ)イズバ (エ)パオ (オ)穴居 (カ)アルパカ (キ)カリブー (ク)馬 (ケ)パーソナルチェック (コ)ドライブスルー (サ)田の字型 (シ)広間型 (ス)曲屋

衣食住の解答

(1)カ(2)イ(3)ア(4)ケ(5)サ

衣食住の解説

(1)アルパカは。リャマとともに南アメリカのアンデス山脈の山岳地帯で重要な家畜。
(3)ハラールはウルドゥー語で「由緒正しい、法にのっとった」などの意味。イスラム教徒は豚肉が食物禁忌だが、その他の肉もアッラーに祈りをささげるなど、神聖な方法で処理される。

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