大学入試小論文「世代間格差に関する解答例」

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大学入試小論文「世代間格差に関する解答例」についてまとめています。この「世代間格差」については、経済・商学部、法学部など文系学部を中心に出題されることが多いテーマです。自分なりの見解をもっておくといいでしょう。それでは、大学入試小論文「世代間格差に関する解答例」です。
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世代間格差に関する解答例

最近、世代間格差が若者と高齢者の間で対立関係をもたらしている。世代間格差とは年金や医療などから得ら れる給付の生涯にわたる総額や保険料や租税などの生涯にわたる負担額を比較し、高齢者に与えられる給付額やそれによる若者の負担額の差から生じる格差の×事(○こと)である。このような格差は、今後の経済成長の鈍化や少子化が加速するとともに政府が見込む年金財政は頓挫し、悪化してしまう恐れがある。一方、持続的な経済成長が実現し、適切な財政政策を行えば超過負担額を縮小でき、格差を改善することもあり得る。つまり、世 代間格差における議論は政府の政策と密接に関連しているのだ。 また、世代間格差には高齢者と若者の経済的な環境の違いを捉える議論もある。いつの時代に生れたかによって享受する経済成長、つまり豊かさの度合いが異なる。その差異が、その世代の生涯賃金や生活水準に影響を及ぼすのは必然だ。 現在、高齢者の負担を求めることよりも、現役世代の負担を高めるという選択肢の方が選びやすい状況にある。

 しかし、このような中では、世代間格差は増々深刻化してしまうのは間違いない。そして、高齢者と若者の世代間格差への意見の対立、齟齬が生じている限り、この問題は解決には至らない。年金や医療制度は損得勘定の世界だけではないという理解を若者に示さなければならない。だからこそ、我々が世代間格差について真剣に取り組まなければならないのだ。完全に格差をなくすことは難しいが、若い世代に多くの負担がのしかかっている今、年金や医療の給付の削減、消費税を財政的基盤にするなどして、世代間格差の縮小、緩和を現実する必要がある。 (685文字)

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講評

しっかりまとめられています。これくらい記述できるといいです。しかしながら、字数制限は守りましょう。

①筆者のキーセンテンスをほぼ漏れなく拾えているのも好印象。
②接続詞の使い方がスムーズで、読みやすいのも加点要素です。

さらによくするために

筆者は、最後のページに

いわば今までの社会の諸制度が「世代間の助け合い」であったならば、今度は「世代間の負担の分かち合い」を これに含めていただきたいということである。

と記述しています。わざわざ、「 」をつけて 「世代間の助け合い」「世代間の負担の分かち合い」しているの で、「世代間の助け合い」から「世代間の負担の分かち合い」へ転換が必要 という文言ああればよかったです。

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