【大学入試志望理由書】観光学・地域学部の合格者の例です。
観光学・地域学部の志望理由書の合格者の例
私は、世界各地で深刻化する貧困問題に関心を抱いています。その契機は、アメリカ留学中に出会ったタイの留学生との交流でした。彼女は、故郷が経済的に困窮しており、医療施設が不十分なために多くの住民が適切な治療を受けられない状況にあると語ってくれました。この話を聞いたとき、私は自分が日常的に享受している恵まれた環境への感謝を感じると同時に、社会の格差を前に何もできない自分の無力さにも気づかされました。それ以来、将来はこのような課題を抱える地域に貢献することを目指すようになりました。
貧困問題は多くの人に知られているものの、具体的な解決策を見出せず、結果的に見過ごされてしまうことが少なくありません。しかし私は、この問題は個人ではなく世界全体で取り組むことで解決への道筋を見つけられると考えています。タイの留学生から、彼女の故郷には観光地としての可能性を秘めた美しい自然や、地元の人々が誇る文化が多くあると聞いたとき、私は観光産業を活性化させることで地域経済を支えられるのではないかと思いました。観光を通じて地域の魅力を発信し、人々が訪れたくなるきっかけをつくることが、貧困問題の根本的な解決にもつながると考えています。
私は貴学で観光学を学び、観光産業が地域社会に果たす役割や、その発展に向けた実践的な方法を体系的に習得したいと考えています。特に、学びを通じて地域の資源を最大限に生かした観光地づくりを提案し、リポーターとしてその魅力を発信することで、世界中の人々がその地域を訪れたくなるような企画を形にしたいと考えています。また、観光大使として貴学と連携し、地元観光の活性化に直接携わることで、実践的なスキルと経験を積みたいと思っています。この経験は、将来リポーターとして多様な視点から地域の価値を伝えるための土台になると確信しています。
以上が私の志望理由です。
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