【大学入試小論文】家庭内での夫と妻の役割分担についてです。
【問題】
日本には、「能力」や「意欲」ではなく、女か男かの「性」によって、家庭や社会での役割、評価が決まってしまう不平等さが残っています。そして、そうした不平等をなくそうという運動も高まっています。性差で社会的役割(ジェンダー)を分担することから自由(フリー)になろうというので、ジェンダー・フリー運動とも言います。「家庭内での夫と妻の役割分担」について、あなたの考えを述べなさい
家庭内での夫と妻の役割分担の例
私は、家庭内での夫と妻の役割分担について、互いの得意なこと、やりたいことを尊重しあった役割分担をすべきであると思う。
現在男女平等の動きは世界各国で見られていて、ほとんどの人がその意識を持っていると思う。しかし、「妻」と言われれば家事をする女性の姿、「夫」と言われれば働きに出る男性の姿を思い浮かべる人が大半なのではないか。やはり世間にはまだそういった「妻」と「夫」のいる家庭が一般的だという固定概念がある。この固定概念を無くさないことには本当の意味での男女平等の世界は実現しないだろう。
私はテレビで、女性漫画家の密着取材という番組を見たことがある。その女性漫画家の夫が主夫として紹介された時「男性なのにすごいな。」と言ってしまった。普段から女性差別などについて学んでいたにもかかわらずそのような発言をしてしまったのは、私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事という形が家庭の一般的な形として勝手に認識してしまっていたからである。
男女関係なく、一人一人にやりたいことがある。家庭に対する固定概念のせいで選択肢が狭められるのは、自由が無いに等しく、良い家庭を築くことはできない。互いの苦手なことを補い、助け合っていくような役割分担ができれば家庭に対する世間の見方が変わっていき、男女平等にもつながっていくだろう。
よって私は、家庭内での夫と妻は互いを尊重しあった役割分担をしていくべきであると思う。
家庭内での夫と妻の役割分担の添削(一部のみ)
×かかわらず→〇関わらず
△私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事という形が家庭の一般的な形として勝手に認識してしまっていたからである。
↓
〇私にとって「妻」が家事、「夫」が仕事というのが家庭の一般的な形態として無意識に認識しているからであろう。
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