【高校古文】助動詞の「き」・「けり」

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【高校古文】助動詞の「き」・「けり」についてまとめています。

助動詞の「き」・「けり」

  • 助動詞「き」…直接過去であり、自分の体験を表す助動詞。「き」の主語は、私(一人称)。
  • 助動詞「けり」…間接過去(伝聞過去)であり、他人の体験を聞いて伝えるときに使う。「けり」の主語は他人になりまs。
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「き」の主語も見抜く

粟津に来て、日次悪しとて三日居たるに、おぼつかなきこと限りなし。からうじて、よろしかりける日、京に入る。(古本説話集)

  • 古本説話集(こほんせつわしゅう)…平安末期か、遅くとも鎌倉初期には成立したと見られる説話集。前半は世俗説話46話、後半は仏法説話24話を収録。有名な説話集『今昔物語集』、『宇治拾遺物語』、『世継物語』、また『醒酔笑』と共通する説話を多く有する。

<訳>
(男君は)粟津に来て、日取りが悪いということで三日じっとしていたが、気がかりなことこの上ない。やっとのことで、日取りが、まあまあ良かった日に、(男君は)京都に入る。

「けり」の主語も見抜く

俊恵に和歌の師弟の契り結び侍り始めの詞にいはく、「歌はきはめたる故実の待るなり。われを真の師と頼まるれば、この事たがへらるな。」(無名抄)

  • 無名抄…鴨長明による鎌倉時代の歌論書。先人の逸話や同時代の歌人に対する論評など多岐にわたる内容。

<訳>
(この私が)俊恵と師弟の契りを結びましたその始めの頃の言葉として(俊恵が)言うことには、「歌には究極の心得というものがあるのです。私を真の師匠と頼みにするのなら、この事にそむきなさるな。」

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