【高校政治経済】経済のグローバル化

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【高校政治経済】経済のグローバル化についてまとめています。

国際経済と日本

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貿易摩擦

貿易などをめぐる通商上の問題。特にアメリカに対し1950年代以降、繊維、鉄鋼、カラーテレビ、自動車、半導体の輸出をめぐって対立が 起こった。

経済摩擦

1980年代からアメリカは日本の製品が不当廉売(ダンピング)であると主張し、不当な輸入障壁が存在しているとして批判した。アメリカの姿 勢は徐々に強硬なものとなり、金融・流通をはじめとした日本市場の閉鎖性を問題にするようになった。アメリカは一方的な経済制裁を定めた「スーパー301条」を適用して対抗し、こうして経済摩擦に発展した。

日米構造協議

1989年、アメリカは日本の市場開放を強く求めた。1993年からの日米包括経済協議では日本の経済構造の改革にまで問題が発展した。

プラザ合意と円高

プラザ合意以降の円高によって、内需主導経済への切り替えを進めた日本だったが、90年代まではまだ内需の割合は比較的少なかった。このため、アメリカは内需主導を強く求めるようになった。

  • 海外移転…日本の輸出産業は海外移転・現地生産へ切り替えていった。また、国内向け製品を製造する企業も海外工場で生産し、国内に輸入するようになった。この結果、産業の空洞化、雇用の不安定化が問題となった。
  • 金融自由化…貿易摩擦は一部抑えられたが、アメリカの対日輸出が振るわなかったため、アメリカは日本経済の構造的問題であるとして、金融の自由化などを要求した。1996年以降、金融ビッグバンによって大規模な自由化と外資導入が進むこととなった。

グローバル化する経済

グローバル経済

貿易・資本の自由化による労働力・商品・サービス・資本が国家の枠を超えて流通する地球規模の経済。

  • グローバルスタンダード…世界標準として、投資家の保護、市場原理主義。規制の打破、自由化であり、経済活動・投資活動の妨げを取り除く動きが中心。また、製品などの規格を統一しようとする動きもある。
  • 多国籍企業…活発に対外直接投資を行い、海外現地法人や合弁会社の設立。M&Aなどで世界中に拠点を増やしている。
  • 新興国への投資…高い経済成長率を示している新興国や投資のチャンスのある国・地域には世界中から投資が殺到している。国土・人口・潜在的需要の巨大なBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)はグローバルな投資を呼び込んでいる。

グローバル金融市場

為替リスクを避けるために開発された金融派生商品(デリバティブ)が金融市場で大量に出回るようになった。

ポートフォリオ

安全性や収益性を考えた、有利な分散投資の組み合わせ。為替の値動きが激しくなってきたため、投資家がリスク回避を図りながら金融派生商品を買うようになった。

サブプライム・ローン

アメリカの低所得者の住宅購入のために貸し付けられたローン。多くのデリバティプに組み込まれていた。審査が甘いかわりに金利が高く、貸し倒れも多かった。2008年、不良債権化して問題が顕在化(サブプライム・ローン問題)し、世界金融危機に発展した。

ヘッジファンドと通貨危機

ヘッジファンドは、投資家たちから私的に出資を募る投資信託の組織である。グローバルに投資先を探し、莫大な投機資金を移動させて収益を上げる。1997年、タイから発生したアジア通貨危機。1998年のロシア通貨危機、2008年の世界金融危機を引き起こす要因となった。

全趣システム安定化

各国中央銀行は金融機関に資金供給を行って金融システムの安定化を図った。G20の金融サミットが開かれ、ヘッジファンドやタックスヘイブン(租税回避地)への規制・監視を強化することが決定された。

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