【高校倫理】古学の教え

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【高校倫理】古学の教えについてまとめています。

古学

古学とは、孔子や孟子の言動とかけ離れた朱子学を批判し、後世の儒学者による解釈を排除して『論語』『孟子』などの古い原典に直接あたり、聖人の真意を明らかにしようとする学派である。原典の真意を解明するという立場を取りながら、そこには日本的な思考方法や近世日本社会の現実に即した儒教解釈が反映されている。

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山鹿素行

有名な兵学者でもあった山鹿素行(1622 ~ 85)は、朱子学の日常生活からかけ離れた観念性や内面の修養にかたよった立場を批判した。そして著書『聖教要録』において、漢代以降の儒学者の説を排し、直接周公・孔子など古 代中国の聖人の教え(聖教)を学ぶという立場を明らかにして、古学(聖学)を提唱した。山鹿素行は、戦乱のない泰平の世における政治的支配者としての武士の「職分」を 問題とした。武士の「職分」は、自ら倫理的自覚を高めて人格の修養に努め、農・エ・商の三民の長として人間の生き方の模範(師表)となり、天下に人倫の道を 実現することである。このような武士のあり方を士道と呼んだ。

このころの歴史書

契沖は、古典の和歌を従来の伝統にとらわれずに綿密に考証し『万葉代匠記』を著した。17世紀末から18世紀初頭には、北村季吟が『源氏物語』などを研究して、『源氏物語湖月抄』を著した。江戸幕府は儒者の林羅山に命じ、日本の通史である『本朝通鑑の編纂という大規模な修史事業を行った。水戸家に生まれた徳川光圀は、家督を継いで藩政確立に努める一方、彰考館で歴史書である『大日本史』の編纂をはじめ、朱舜がを招いて学事にあたらせた。動物や薬草などの研究を行う本草学が発達した。

  • 本草学者の稲生若水が『庶物類集』を編集した。
  • 貝原益軒は『大和本草』を著し、本草学の基礎を築いた。
  • 安井算哲により、中国の暦を訂正した貞享暦が作成された。

武士道と士道

武士道は鎌倉時代に「弓矢とる身の習い」として意識され、合戦で主君のために潔 く死ぬ絶対的な献身がよしとされた。やがて武士は領地を治める支配者・為政者としての性格も強く持つようになった。近世になると、泰平の世を治める為政者のための道徳として、儒学にもとづく工道が武士道から分離した。このような、新しい時代の合理化された武士の規範としての工道に対し、伝統的な武士道の立場を主張する書物が山本常朝(1659~ 1719)の『葉隠』である。「武士道というは、死ぬことと見つけたり」と説く『葉隠』の武士道では、主君の死後、家臣があとを追って切腹する殉死も肯定される。これに対して、山鹿素行の土道では殉死は厳しく批判・否定され、幕府も1663年に公式に殉死を禁止している。

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以上が、【高校倫理】古学の教えとなります。

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