【高校地理】世界の国土開発についてまとめています。
世界の国土開発まとめ
アメリカ合衆国の国土開発
- TVA(テネシー川流域開発公社)…テネシー川流域に多目的ダムを建設することによる治水・水利事業として灌漑・工業・都市・発電用水などを確保。コロラド川、コロンビア川、ミズーリ川、サクラメント川、サンワキン川流域でも同様の開発が進行。
オランダの国土開発
ゾイデル海を締め切り、淡水のアイセル湖が誕生。湖岸の干拓地(ポルダー)の造成も進む。
イタリアの国土開発
- バノーニ計画…南部の開発。高速道路の建設、国営企業による南部開発、土地改良による農業の生産性の向上などが行われる。
オーストラリアの国土開発
- スノーウィーマウンテンズ計画…東流するスノーウィー川の水をダムで堰き止め、山脈を導水トンネルで抜けて内陸のマリー(マーレー)川へ流し、周辺の農業開発を図る。
エジプトの国土開発
ナイル川流域のアスワンダム・アスワンハイダムの建設。→周辺の灌漑による農業開発が進行。
インドの国土開発
DVC(ダモダル川流域開発公社)による河川開発と鉱産資源の開発。⇒流域に工業地帯が形成。
ガーナの国土開発
ヴォルタ川の流域にアコソンボダムを建設→灌漑とアルミニウム精錬が発達。
中国の国土開発
長江流域のサンシヤダム、黄河流域のサンメンシヤダムの開発が進行。⇒黄河の断流やサンシャダムの開発にともなう環境問題が指摘されている。
ブラジルの国土開発
アマゾン開発計画によりアマゾン横断道路や鉱産資源開発計画が進行。大カラジャス計画やパラナ川総合開発も進む。
旧ソ連の国土開発
- 自然改造計画…南ウラルからヴォルガ川下流に防風林を建設する大植林計画やヴォルガ=ドン運河の開発が進行。カラクーム運河の建設ではアラル海の縮小による乾燥化が問題となる。
- シベリア開発…シベリア鉄道の建設、エニセイ川、オビ川流域の水力発電所の建設と工業化の進行。
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