【2023年度】共通テスト現代社会の出題予想と対策ポイントです・
共通テスト現代社会の出題予想
- 大問5で小問は30問程度を予想。
- 図表、グラフ問題はもちろんですが、計算問題も注視しておきたい。
- 用語は覚えることはもちろんですが、総合的な思考が問われる一筋縄でいかないテストになると予想。
- 日ごろからニュースを見て、その内容と自分の意見をまとめておく習慣も大事。
高校現代社会の対策
- 教科書の活用
- 用語集・辞書の活用
- 資料集・図説の活用
- 日本国憲法の条文
- 時事に関する事項
などを体系的に進めていくことが大事です。以下に説明しています。
教科書(あるいは市販の参考書)と用語集・辞書(たとえば電子辞書)を準備しましょう。そして、教科書を単元ごとに読み進めていき、基本知識を中心にしっかりと復習していくことが大切です。意味のわからない用語が出てきたら用語集や辞書などでその内容を調べ、知識の拡充と定着していきましょう。教科書学習がある程度進んだところで、次に活用したいのが資料集・図説(学校で用いる副教材的なもの)となります。資料集・ 図説は、豊富な図表・グラフ・写真を掲載しているだけでなく、すでに学習した単元の知識を教科書とは異なる視点で記述しているので、知識に重みをもたせることができます。あるものごとを多角的に捉え考える力を養成するのに 適したアイテムであるといえるでしょう。
教科書の活用
教科書の本文を中心に学習し、「現代社会」の全体像をつかむことがポイント!
「現代社会」の出題は、その多くが教科書に掲載されている情報で占められている。したがって、教科書の記述をひと通り理解しておくことが、入試に おける必勝法といえる。1学期(あるいは教科書をひと回しするまでの期間)の教科書学習では、脚注レベルの細かい事項にこだわらず、本文を中心に各単元の 概略をつかむことを心がけたい。たとえば、「用語を正 確に覚えたわけではないけれど、要するにこの単元は、こんなことが書いてあったな」という手応えをつかむことができたら、次の単元へと進もう。とにかくこの時期は、「現代社会」という科目の全体像をつかむことを目標に読み進めていくことが重要。
用語集・辞書の活用
疑問に感じる用語に直面した場合には、即座に用語集・辞書で調べてます。
教科書を読み進めるなかで、疑問に感じる用語や意味が不明な用語に直面したら、すぐに用語集・辞書で調べよう。自ら主体的に調べ、理解に達した「知識」というのは記憶に残りやすいものである。ぜひとも調べるという作業を習慣づけてほしい。
資料集・図説の活用
豊富な資料に触れ、「現代社会」を 多角的に捉え考える力を養おう
入試では、図表、グラフ、写真、地図など、さまざまな視覚的資料を用いた設問も出題される。日常的に資料集や図説に掲載されている資料に触れておくことで、あるものごとを多角的に捉え考える力(分析力や考察力など)に磨きをかけたい。
日本国憲法の条文の取り扱い
日本国憲法は、覚えることよりも、辞書のように活用することを意識しましょう。日本国憲法に明記されている知識は頻出です。したがって、教科書の巻末などに掲載されている日本国憲法の条文は、何度も参照してほしいものです。
ここで意識していたいのは、「一字一句正確に覚えておこう」とか「条文の番号(第何条か?)を正確に覚えておこう」といった姿勢ではなく、「教科書の本文の記述を、条文を確認しながら読み進めるぞ」という姿勢です。日本国憲法を辞書のような存在として活用するわけですが、そうした確認作業を積み重ねていけば、おのずと条文に関する知識が定着していくことになるはずです。
時事に関する事項の対策
日頃から新聞やニュース番組に触れていくことが有効
時事に関する事項の学習(すなわち時事問題の対策)としては、新聞やニュース番組に日々触れていくことが有効です。特に押さえるべきは「現代社会」の科目で学んだ知識項目と深く関わりのある情報です。
たとえば、ニュースの見出しで「最高裁判所が違憲(合憲)と判断」と書き出してあったときなどは、「現代社会」の科目で学んだ内容と重なる可能性は高いはずです。この種の情報を優先的に確認しておくことが望ましいでしょう。
ポイントは、新聞やニュースにある「すべての情報をつかむこと」ではなく、「取捨選択して情報を収集していくこと」にあります。
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