【共通テスト】英語リスニング対策・勉強の仕方についてまとめています。
これまで、具体的なリスニング対策を施してこなかったという受験生は数多くいるはずです。というより、日頃の勉強でリスリングにまで十分に手が回ってる受験生は、ほとんどいないというのが正確でしょう。つまり、本当の意味でのリスニング対策は、まだまだこれからなのです。ただ、闇雲に、問題を解きまくるだけでは効果は非常に薄くなってしまいますから今回伝授する順序を保って効果的な対策を心がけましょう。
【共通テスト】英語リスニング対策
【1】まずは、現時点での自分のリスニング力をある程度、正確に把握しましょう。市販されている共通テスト形式の問題を3回分やってみて、その3回分の平均点を自分の実力と考えます。そして、間違いがどの問題にある程度固まっているのか、間違いの分布をチェックします。
【2】現状の実力と目標とする点数との開きをチェックした上で、どの問題の正答率をアップさせることで、目標得点クリアを狙うのかを具体的に絞ります。
【3】その上で、間違った問題は10回程度解き直します。1度目より2度目、さらに回数を重ねることで、正確に解けていくでしょう。ただ単に聞くだけ、解くだけならないよう、しっかり解説をよく読んで実のある対策に示していきましょう。
英語リスニングの勉強法
リスニングというと「耳を慣らす」「出だしに注意して聞く」「全体の内 容をつかむ」とムチャクチャなことばかり言われますが、いくら集中しても聞こえないものは聞こえません。
それは、リスニングができない原因は「正しい音を知らない」の原因です。
では、「正しい音」について説明しましょう。
たとえば、
toは「トゥー」とは素直に発音されません。toのホントの発音は「夕」です。普段思っている「トゥー」 は強調したいときのオーバーな言い方で、ふだんはまず使われません。
andは「アンド」ではなく、「アン」や「ン」って聞こえるはずです。だからham and eggs 「ハム・ン・エッグ」→「ハムエッグ」に聞こえるはずです。
辞書で確認
たto かandを辞書で確認してみてください。
《弱》と《強》の2通りの発音が載ってます。
《弱》弱形:ふだんの発音 例 “to”の弱形は「タ」
《強》強形:強調・ていねいな発音 例 “to”の強形は「トゥー」
となっています。
日本人は単語を「強形」で覚えてしまう傾向があります。というより「強形」しか知らないk教わらないという現実もあります。でも実際の英語は「弱形」で発音される場合が圧倒的に多いということです。
とかくリスニングになると「聞こえないからダメ」と思っちゃいますが、toやandのように「聞こえない」どころか「最初からそうは言っ ない」ってことがホントによくあります。
思い込みを捨て、短い音を意識
さらに、日本人はand「アンド」だと思いこんでいます。
しかしながら、実際ネッティブは「ン」って発音してるわけです。「アンド」→「ン」になってる ので、発音する時間は3分の1になります。言い換えれば3倍速で発音されてるように感じるわけです。
日本人が思ってるより、実際の単語は短いです。単語が短いから、しゃべる時間も短くなる。それを「しゃべるの速い!」と錯覚するにすぎないのです。
弱形をマスターすると、リスニング力は劇的に変わってきます。もちろん練習は必要ですが、ただやみくもに英語を聞くより圧倒的に効率的な勉強ができるようになります。
原稿本文の活用
リスニングのスクリプト(原稿本文)を理解できるか>
もし手元に過去問があったら、リスニング問題のスクリプト(原稿本文)をふつうに読んでみてください。どういう英文が出ているのかを、自分の目で確かめてください。共通テストのリスニングは筆記よりレベルが高いことです。リスニングの前に、 まず「きちんと読める英語力」をつけるのが、先決だということがわかります。
コメント