大学入試面接「志望動機・志望理由の答え方」についてまとめています。
志望動機・志望理由の答え方
大学入試の面接では、入試形式に関わらず必ずと言っていいほど、「志望動機」「志望理由」は聞かれます。志望理由については、志望理由書を提出しているので、同じことを言っていいのか、戸惑う受験生もいるようですが、同じことを言っていいのです。その際気をつけたいことがあります。
「志望理由書」を丸暗記してそのまま言わないということです。ポイントは、キーセンテンスだけを覚えておいて、あとはアドリブといいますか、自分の思いのたけをぶつけるというのが望ましいです。暗記してしまうとどうしても、それを思い出そうとしてしまい、言葉に力がなくなり、覇気がないと感じとられるかもしれません。つまり、言霊がないということです。
内容としては、「志望理由→きっかけ→学びたいこと(志望学部・志望学科について)→ビジョン」という流れで述べるのが一般的です。
志望理由を答えるコツ
- ゆっくり述べる
- ハキハキ述べる
- アドミッションポリシーに合致していうことを添える
- 未来の展望(大学での学び、将来のビジョン)などに結び付け、明るく締める
以上の4点を外さなければ、堂々とした「志望理由」を述べられることになります。
特に、志望学部・志望学科については、より具体的に何に興味があり、何を学びたいかを述べるようにしましょう。
大学パンフレット・入試要項を熟読する
具体的に、志望学部・志望学部について述べていくわけですが、ここで具体的とは、何を指すかというと、「具体的なゼミ」「具体的な授業」「具体的なカリキュラム」「具体的な設備・施設」「具体的な制度」などを組み合わせて、なぜこの大学なのか、なぜこの志望学部なのかという理由に説得力を上乗せしていきます。
事例を示す
もし志望する大学や学部に、先輩や親族、知り合いが在籍、卒業されている人がいるのであれば、その事例を示してもいいでしょう。いい大学と聞いた、ぜひと勧められたなどです。そうでなくとも、教授の書籍を読んで感動した、メディアを通じて諸先輩の方を知ったなどの事例でも構いません。
このように事例を示すことで、普段から志望大学志望学部が身近にありアンテナを張っていたということをアピールできます。
志望理由の回答例
自分自身の経験や目標に基づいて以下の記述している視点をいくつか組み合わせて、具体的な内容を加えることで、より自己表現ができるでしょう。また、誠実さや具体性を重視し、自身の熱意や将来のビジョンを伝えることが重要です。
学問への興味や関心から
「私は常に科学や技術に興味を持っており、特に貴学の工学部の研究内容に関心を抱いています。私の目標は、これらの分野での研究を通じて社会に貢献することです。」
大学の教育方針やカリキュラムから
「貴学はその独自の教育方針やカリキュラムが評価されており、私の目標に合致しています。私はその探究的なアプローチや実践的な学びに魅力を感じ、自己成長の機会として捉えています。」
大学施設へのアクセスから
「貴学は産業団地や研究施設に近く、業界との連携や実地経験を積むチャンスが多いです。私は将来的にそのような環境で実務経験を積むことが目標であり、貴学の施設・環境が私のキャリア目標に合致しています。」
大学の方針から
「貴学は多様性と包括性を重視し、社会への貢献を大切にしています。私もその価値観に共感し、学びながら他者と協力して社会的な課題に取り組んでいきたいと考えています。」
先輩や教員の活躍や研究内容への関心から
「貴学には素晴らしい先輩方や優れた教員が多く、その成果や研究内容に触れることができることに魅力を感じています。私も彼らのような成果を目指し、学びを深めていきたいと考えています。」
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