【高校倫理】モラリスト

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【高校倫理】モラリストについてまとめています。

モラリスト

16・17世紀の特にフランスにおいて、古典に親しみ、人間のあり方を探求した思想家をモラリストと呼ぶ。代表的モラリストである モンテーニュは、「ク・セ・ジュ(私は何を知るか)」という言葉を残し、懐疑論的な立場から偏見や独断を排して不断に自己省察を行うことで人間の真実を深く探求した。著書は「エセー(随想録)」である。

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パスカル

数学のパスカルの定理でも有名な代表的モラリストであるパスカルは、順序正しく推論を行う幾何学的精神に対し、直感的で感性的な繊細の精神の重要性を説いた。また、人間は自然界の中では最も弱い存在であるが、その弱さを自覚しており、考えることの中に人間の尊厳の根拠があると考え、「人間は考える葦である」という言葉を残した。

パンセ

その他、人間は偉大さと悲惨さ、無限と虚無の二面性を持ち、その中間を揺れ動く存在であるという意味で人間を中間者と呼んだことや、キリスト教を信仰していたことなども有名である。著書は『パンセ(瞑想録)』である。

まとめ

モラリストとは、人間の振舞いの観察から人間の生き方を探究した人々であり、モンテーニュ(1533~92)とパスカル(1623 ~ 62)が代表者である。モンテーニュの「エセーは、試みの意味で「業種かつ寛容な精神」の大切さを“ク・セ・ジュ”と表現している。すなわち、モンテーニュはユグノー戦争(1562~98)の宗教狂乱の時代に、相手の意見を柔軟に寛容に聞く態度を説いたのである。パスカルの『パンセ』は、「思索」「思想」の意味で、「幾何学の精神」に対する繊細な精神の大切さを説いている。すなわち、論理と推論ではなく、共感と直観という「繊細な精神」こそが人間の生き方(倫理)を探究する能力であるとして区別した。

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