大学入試小論文出題ネタ「言語と文化芸術のポイント」

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大学入試・小論文出題ネタ|言語と文化のポイントについてまとめています。

言語と文化のポイント

言語や文化についての問題は、外国語 学部、文学部、人文学部の難関校の頻出 問題だ。特に、早稲田や女子大では、 頻出中の頻出のテーマの1つです。

文化とは

文化は思い込みである。人間は、たまたまその土地に育ったと いうだけで、一定の固定的なものを身につけ、それにしたがってものを見ることになる。それに反することを見ると、 せない、信じられない、何という人だ、と思ってしまう。女はスカートをはいて化粧をする、男 はそうしない、というのは単に文化にすぎず、必然性はないのだが、スカートをはいて化粧をしている男を見ると、ほとんどの人が異様だと思ってしまう。要するに、人間は文化という色眼鏡を通して世の中を見ているということなのだ。

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文化の多様性

日本人は太陽を赤いと思い、フラン ス人は黄色いと思っている。これは、「太陽は赤い」という日本の文化と「太陽 黄色い」というフランスの文化が違うということだ。つまり「太陽が赤い」というのは、日本の文化が決めたものなのだ。

文化の役割

私たちの生活と文化の「文化」にはさまざまな意味がある。

  • 「教養」の意味 文化祭, カルチャー(文化)センターなど
  • 生活環境の中で身につけた行動の仕方や価値観によって生み出されるもの。言葉、あいさつ、食事の仕方など
  • 日本語を話す,お辞儀をする,はしを使って食べることも「文化」

文化の課題

文化は、豊かな社会生活を送るために大きな役割を果たしているが、負の側面もある→科学技術の発展が害をもたらすダイナマイトの戦争利用、原子力発電所の事故、危険性(リスク)、異なる宗教や宗派間の対立や紛争の発生。

言語の力

そうした文化のエッセンスを成すのが、言語だ。「言語は伝達の手段だ」とよく言われる。間違いではないが、言語の役割をそれだけに限定しては、言語の最大の機能を見逃すことになる。 むしろ、言語のもっとも重要な機能は物を認識する手段だということだ。たとえば、日本人は蝶と蛾を別の名前で呼ぶ。だから別の物と認識している。ところが、フランス人は蝶も蛾も同じパピヨンという言葉で呼ぶ。すると、同じものと考える。つまり、言葉が同じであれば、別のものとは考えないわけだ。言葉によって 物を認識し、言葉で考えているわけだ。

言語の役割

日本では虹は七色だ。だが、アメリカでは五色だという。それも、言葉によるらしい。「赤・橙・黄色…」というような言葉があると別の色に見える。言語は、どのようにでも捉えられる世界を区切って、そこに意味を与えている わけだ。したがって、ふだん我々は、自由にものを考え、自由にしゃべっていると思い込んでいるが、それは思い込みにすぎず、言語によって思考形式やものの 見方、感じ方を規定されているわけだ。言語で表されるもの一つとっても、そこには、その民族の考え方や文化的な価値観が刷り込まれている。だから、言語を 認識のための手段とするかぎり、我々の 考え方も価値観も、その言語を成立させ てきた文化から自由にはなれないのだ。

相対主義

一つの真実があるわけではなく、見方によっても、個人によっても、時代によっても、民族によっても、真実は異なる。同じ出来事でも、さまざまな捉え方がある。

言語は民族のアイデンティティ

日本語は日本民族のアイデンティティと言って間違いない。日本人の類、論理が犯したものが日本語なのだ。だから、日本語をやめて英語にしようとか、ある民族から語を取り上げようとする のは間違いだということを理解する必要がある。

文学と芸術のポイント

文学部、人文学部、芸術学部などでは、人間とは何か、文学とは、芸術とは何か、といった問題が頻出されます。

人間とは何か

人間をどう捉えるかは難しい問題なの で、簡単には言えないが、人間というのは、「○○だ」というふうに規定できない存在だということは間違いない。人間は生まれたときから運命が決まっているわけではない。人間というのは、他人との関係から自分を作っていく存在なのだ。それだけではない。「本当の自分は…」という言葉をよく聞くが、「本当の自分」というものも、錯覚でしかない。その時その時で、人間は別の自分を生きている。相手によって、場合に よって、自分は変化する。生きるということを、自分を演じ、ほかの誰とも違う自分を作ってゆく行為だと考えると、生きるということの意味が見えてくるのではあるまいか。

文学・芸術

文学・芸術とは何かというのも永遠の謎なのだが、簡単に言ってしまうと、文学・芸術についての考え方に、大きく分けて二つあるといっていいだろう。 一つは、文学・芸術とは、世界はどういうものか、どう生きればよいのかについての作者の意見だという考え方だ。その考えによると、文学も芸術も、世界の仕組みや人間の生きる意味などを個性的に描いた作者の意見の表明だ。作者は自分の心に映った世界を描く。それを ストーリーにして分析したり、音楽にして全身に訴えたりする。そうやって、作者は自分の世界のなかに鑑賞者を誘い込 み、追体験をさせる。

別の視点
もう一つの考え方は、文学・芸術は作 者のものではなく、時代のさまざまな考え方、民族のさまざまな考え方が集まったものだというものだ。つまり、作品を 開かれたテキストとみなす。作者が何を意図しているかとは関係なく、鑑賞する者は、その世界のなかでさまざまな解釈をしてよい。要するに、文学や芸術とは、人々がさまざまな読み方 見方をする重層的な意味空間だというわけだ。

最近では、後者の考え方が学者のあいだでは常識になっている。

書くことの意味

書くとは、不確定な出来事を 意味づける行為だ。ある出来事を自分なりに受け取って、自分にとっての意味を明らかにするために、人は日記を書いたり、詩を書いたりする。

芸術の商品化

今、個人的な行為であるはずの術までもが品になっている。芸術家が金のために作品を書き、鑑賞するものはお金を出して鑑賞する。そして、企業がその仲介をして、 金を稼ぐ。そういう構図ができている。

宗教

現代人は自分らしさを失っている。どう生きるべきか、どう死ぬべきかの指針を失って いる。宗教がそれを支えるのだが、既存の宗教は頼りない。そこで、新興宗教が支持を得ている。

  • 科学…技術を発展させ、人々の暮らしを向上させてきたもの。
  • 宗教…人間をこえた存在を信じることで, 人間や世界に関わる根本、神仏など的な問いに対する答えを見つけようとする営み。
  • 芸術…人生を豊かにするための活動。音楽、絵画, 演劇, 文学など。
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