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【大学入試小論文】文学・芸術についての考察・出題例

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【大学入試小論文】文学・芸術についての考察・出題例です。文学・芸術についての問題は、外国語 学部、文学部、人文学部の難関校の頻出問題の1つです。特に、早稲田・慶応義塾大学や女子大では、 頻出中の頻出のテーマの1つです。

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文学・芸術についての出題例

■文学と社会の関係
文学が社会に与える影響や、逆に社会が文学に与える影響について論じよ。

■芸術と個人の表現
芸術が個人の感情や思想をどのように表現する手段となっているか論じよ。

■古典と現代の芸術の比較
古典的な芸術と現代の芸術の相違点や共通点について述べよ。

■文学・芸術とアイデンティティ
個人やコミュニティのアイデンティティ形成において文学や芸術が果たす役割について考察せよ。

■文学・芸術と政治
文学や芸術が政治的なメッセージを伝える方法やその影響について論じよ。

■文学の解釈と主観性
文学作品の解釈は個々の主観に依存する部分がある。これについての意義や課題について述べよ。

■芸術と科学の交わり
芸術と科学がどのように交わり、相互に影響を与えているかについて論じよ。

■新たなメディアと文学・芸術
インターネットやデジタルメディアが登場する中、新たなメディアが文学や芸術に与える影響について考察せよ。

■文学・芸術の国際的な交流
異なる国や文化の文学や芸術が交流することが重要である理由や影響について述べよ。

■芸術と教育
芸術が教育に果たす役割や、芸術教育の重要性について論じよ。

文学・芸術とは

文学・芸術とは何かというのは定義づけは難しいですが、簡単に言ってしまうと、文学・芸術についての考え方に、大きく分けて2つあるといっていいでしょう。

1つは、文学・芸術とは、世界はどういうものか、どう生きればよいのかについての作者の意見だという考え方だ。その考えによると、文学も芸術も、世界の仕組みや人間の生きる意味などを個性的に描いた作者の意見の表明だ。作者は自分の心に映った世界を描く。それをストーリーにして分析したり、音楽にして全身に訴えたりする。そうやって、作者は自分の世界のなかに鑑賞者を誘い込み、追体験をさせる。

もう1つの考え方は、文学・芸術は作者のものではなく、時代のさまざまな考え方、民族のさまざまな考え方が集まったものだというものだ。つまり、作品を 開かれたテキストとみなす。作者が何を意図しているかとは関係なく、鑑賞する者は、その世界のなかでさまざまな解釈をしてよい。要するに、文学や芸術とは、人々がさまざまな読み方、見方をする重層的な意味空間だというわけだ。

書くことの意味

書くとは、不確定な出来事を意味づける行為だ。ある出来事を自分なりに受け取って、自分にとっての意味を明らかにするために、人は日記を書いたり、詩を書いたりする。

芸術の商品化

今、個人的な行為であるはずの術までもが品になっている。芸術家が金のために作品を書き、鑑賞するものはお金を出して鑑賞する。そして、企業がその仲介をして、 金を稼ぐ。そういう構図ができている。

宗教

現代人は自分らしさを失っている。どう生きるべきか、どう死ぬべきかの指針を失って いる。宗教がそれを支えるのだが、既存の宗教は頼りない。そこで、新興宗教が支持を得ている。

  • 科学…技術を発展させ、人々の暮らしを向上させてきたもの。
  • 宗教…人間をこえた存在を信じることで, 人間や世界に関わる根本、神仏など的な問いに対する答えを見つけようとする営み。
  • 芸術…人生を豊かにするための活動。音楽、絵画, 演劇, 文学など。

人間

人間をどう捉えるかは難しい問題なので、簡単には言えないが、人間というのは、「○○だ」というふうに規定できない存在だということは間違いない。

人間は生まれたときから運命が決まっているわけではない。人間というのは、他人との関係から自分を作っていく存在なのだ。それだけではない。

「本当の自分は…」という言葉をよく聞くが、「本当の自分」というものも、錯覚でしかない。その時その時で、人間は別の自分を生きている。相手によって、場合によって、自分は変化する。生きるということを、自分を演じ、ほかの誰とも違う自分を作ってゆく行為だと考えると、生きるということの意味が見えてくるのではと思う。

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