【高校倫理】ポリスと市民

シェアする

スポンサーリンク

【高校倫理】ポリスと市民についてまとめています。

ポリス

ギリシア人は、紀元前8世紀頃に多数のポリス(都市国家)を形成した。 アリストテレスが人間を「ポリス的動物」と定義したように、ポリスはギリシア人の生活の基盤であった。アクロポリスという小高い丘には 神殿が立ち、市民たちはアゴラ(公共の広場)に集まって議論や社交を行い、民会に参加し、戦時には戦士となってポリスを守るため戦った。

スポンサーリンク

カロカガティア(善にして美)

ギリシア人の理想は、善と美を兼ね備えている こと(カロカガティア)であり、善業の人こそ彼らの理想的な人間像であった。 それは、秩序(コスモス)と調和(ハルモニア)がとれているということである。ソクラテスも善美のことがらを追求することが人間にとって最も大切なことであ り、哲学の目的であると述べている。

ポリスの倫理

ギリシア神話やそれに、もとづく叙事詩、そしてギリシア悲劇 の中に、ギリシアの人間観や倫理観を 見ることができる。

  • ホメロス(前8世紀頃)…叙事詩『イリアス』や『オデュッセイア』の作者とされる叙事詩人。
  • ヘシオドス(前8世紀頃)…ホメロスと並び称される叙事詩人。『神統記』において、ギリシアの神々を1つの系譜にまとめ、神話的表現によって世 生成などを説明した。また、『仕事と日々』では、日々の勤勉な労働が正義と幸福をもたらすと説き、農民の日常生活などをえがいた。
  • アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス…古代ギリシアの三大悲劇詩 人で、紀元前5世紀頃活躍した。彼らは、神々の支配や苛酷な運命の中で生きる人間の葛藤や崇高さをえがいた。

学問的・哲学的な説明の探求

神話から哲学へ

ギリシアは、古くは神話(ミュートス)により世界を理解しようとする神話的世界観に支配されていた。しかし紀元前6世紀頃、人間の理性 (ロゴス)にもとづき、生成変化する世界をつらぬく理法(これもロゴスとい ら)を理解しようとする合理的世界観が生まれた。

スコレー(閑暇)

当時ギリシアの市民たちは、労働の大部分を奴隷にまかせ、自由な時間であるスコレー(閑暇)を精神活動にあてることができた。

テオリア(観想)

スコレーを得たギリシア人は、一定の距離をとって物事を理性的に眺めることにより、その本質や真理を捉えることができると考えた。こ うした静観的な態度のことをテオリア(テオーリア、観想)という。

フィロソフィア(愛知)

テオリアの態度から、自由に真理を愛し求めるフィロ ソフィア(愛知、哲学)が生まれた。この言葉は、philo-(~を愛する)+ sophia (知)で「知を愛する」という意味である。

あわせて確認

  1. 【高校倫理】適応行動
  2. 【高校倫理】西洋哲学の人間観
  3. 【高校倫理】パーソナリティ
  4. 【高校倫理】青年期と何か・青年期の特質
  5. 【高校倫理】青年期の課題
  6. 【高校倫理】現代における青年期のあり方
スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク
トップへ戻る