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【高校生物基礎】卵割と卵の種類

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【高校生物基礎】卵割についてまとめています。

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卵割

受精卵から始まる初期の体細胞分裂を特に卵割といい、卵割によってできる娘細胞を割球といいます。卵割では分裂後すぐにDNAの複製を始めます。よって、間期が短く細胞周期が短い点が特徴です。また、割球が成長せずに次の卵割を行う点や同調分裂(=全部の割球が同時に分裂すること)する点も卵割の重要な特徴です。

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受精卵の種類

受精卵の模式図
卵内にどのように卵黄が存在するかにより、大まかに受精卵を4種類に分類できます。卵割での細胞質分裂は卵黄を避けるように起こります。

等黄卵

ウニなどの等黄卵では特に卵黄の偏りもなく、量も少ないので卵黄は気にしません。「タテに等分裂→タテに等分裂→ヨコに等分裂」の順序で8細胞期になります。8個の割球がすべて同じ大きさなので、このような卵割を等割といいます。

動物極と植物極を結ぶ軸を含む面で細胞分裂することを経割、軸に垂直な面で細胞分裂することを緯割といいます。

弱端黄卵

カエルなどの弱端黄卵では、卵黄がやや植物極側に多いので「経割→経割→やや動物極よりの場所で緯割」の順序で8細胞期となります。つまり、動物極側にある割球の方が小さくなるため、このような卵割を不等割といいます。

強端黄卵や心黄卵

強端黄卵や心黄卵のようにきわめて卵黄が多い場合は、卵黄の少ない一部で卵割が進行します。強端黄卵、心黄卵の卵割様式はそれぞれ盤割、表割といいます。心黄卵では初めに核分裂のみがくり返されます。

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