【高校倫理】ルターの思想

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【高校倫理】ルターの思想についてまとめています。

ルター

ルターの信仰の核心は、パウロの説をもとに、人は「信仰のみ」によって義とされると説く、信仰義認論にあった。つまり、罪のゆるし(救い)は、善行を積んだり贖宥状を購入したりすることによって得られるのではなく、ただ信仰のみにより人は神から義とされ、救わ れることができるとルターは考えた。贖宥状販売についてだけでなく、善行に よって人は神から義とされるとするローマ=カトリック教会の立場をルターは批判した。

  • 信仰義認論・三元徳…パウロは、「神の前で人が義とされるのは、律法の行いにはよらず、信仰による」という信仰義認論を説いた。そして、「信仰・ 希望・愛」の三元徳を唱え、その中でも愛を最も重要なものとした。
    確認【高校倫理】キリスト教の教え
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聖書中心主義

ルターは、信仰のよりどころは、神の言葉が記された「聖書のみ」にあるとした(聖書中心主義)。そのためには1人ひとりが聖書を読んで、直接神の恵みの言葉(福音)を受け取ることが必要である。この考えにもとづき、ルターは聖書のドイツ語訳を行った。ルターなどのように、聖書にもとづく信仰を主張し、キリストの伝えた福音にのみ救済の根拠を求める思想を福音主義という。

万人司祭説

人が聖書から直接福音を受け取って、各人がそれに応答することにより、誰もが直接神と対面することができる。神と一般の信者との間を仲介する可奈は不要であり、むしろすべての信者は神の前では平等に司祭となる(万人司祭説)。この説によりルターは、カトリック教会の教皇を頂点とする聖職者たちの権威や、聖俗の身分的区別を否定した。

職業召命観

ルターは、神に仕える聖職は尊く世俗の職業は卑しいといったそれまでの見方を否定した。ルターは、あらゆる職業は神から使命を与えられた(召命)らの神聖なものであり、貴賤の区別はないとする職業召命観を唱えた。

キリスト者の自由

ルターは1520年に発表した「キリスト者の自由」はその信仰により「すべての者の上に立つ自由な主人」であり、同時にその愛によって「すべてのものに奉仕する僕である」と述べている。

宗教改革

1517年、ドイツ人のルターは免罪符の販売に抗議して、「95か条の意見書(論題)」を発表し、これが宗教改革のきっかけとなった。ルターは、「人は信仰によ ってのみ救われるが、信仰のよりどころは教会や教皇ではなく、聖書である」と主張し、ラテン語で書かれた聖書を ドイツ語に翻訳して広めた。ルターはローマ教皇の圧迫を 受けたが、その教えは教皇や教会に不満をもつ農民や諸侯に支持され、北ドイツを中心に広がっていった。

先駆者

ローマ=カトリック教会が世俗権力と結びつき、その信仰が形式化するにつれ、教会への批が高まった、14~15世紀にはイギリスのウィクリフ、 トミア(チェコ)のフスらが教皇の権力を批判して運動を起こし、宗教改革の先駆者となった。

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