日本の子どもの自分への信頼感や有能感について考慮した上で、学校教育が今後果たすべき役割について,あなたの考えを述べよ。(400字)
学校教育が今後果たすべき役割の解答例
私が子どもたちがより主体的に学べるような環境づくりをすることが必要だと考えた。子どもたちが主体的に学び、知識を身につけることは自身の信頼感や有能感を高めることにつながるはずだ。なぜなら、人から聞いて得た知識とりも、自ら進んで学び、知識の方が記憶に残る上、そういった知識をまた別の問題を絡めて生かしくことができるからからだ。
もちろん、現在も教育改革としてアクティブ・ラーニングの導入などが進められている。しかし私は教師の立場に立って考えた際に思考力・判断力を伸ばすために子どもたちをどのように教育していけばよいかまだ理解が足りていないと感じる。というのも、私の高校でも定期試験で思考力が問われる問題が途中から導入されたが、実際には試験範囲を暗記していれば解けるような問題が多かった。
そこで、解決策として学校教育における授業の進行を教師でなく、子どもたちが担うという方法が挙げられる。子どもたちが主体的に学び、周りに考えるという作業は自分への信頼感や有能感を高めることにつながるはずだ。
以上のことから、学校教育が今後果たすべき役割は、主体的に学べるような環境づくりをすることだと思う。
学校教育が今後果たすべき役割の講評
主張→理由→反駁と例→解決策とまとめという一連の型はできています。しかしながら、その型にはめようとしているのか、特に主体的に学ぶから、自分への信頼感や有能感を高められるという理由が薄い。というより、因果関係に乏しい印象です。
学校教育が今後果たすべき役割の添削
主体的に学ぶことが自身への信頼感や有能感を高める
↓
×記憶に残る上、そういった知識をまた別の問題を絡めて生かしくことができるから
これでは、因果関係が成立していませんね。極端な例を挙げると「トマトが好きだ。赤色が好きだから。」これでは、因果が弱いですね。
一般論として、自分への信頼感や有能感が得られるのは、他人からの承認・称賛や目標を達成できたときではないのだろうか。それらが体感できる学校教育の役割を具体的に記述できると良かったです。
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