小論文の主張と意見についてです。
小論文の主張・意見の書き方
あらかじめ構想することが大切です。つまり、問題・設問に合える形で意見と理由を考える時、あらかじめ書く内容を確認することが大事になってきます。
構想することによって、論じる内容をより説得力のあるものにし、無駄のない骨太の文章に仕上げることができる。また、論理の流れがあらぬ方向に進んだり、論理が破綻したり、あるいは、いつの間にか設問からかけ離れた意見を示したりすることを防ぐこともできます。
意見と理由を構想する順序
意見と理由を構想する時には、次の3つのステップを踏んでいくとよいでしょう。そうすることで、論理に乱れのない望ましい文章の骨格ができます。
- 考えるための材料集めをする
- 集めた材料をもとに理由と意見を考える
- 適切な段落構成を考える
書くための材料集めたうえで意見と理由を考え、それらをもとに段落構成を考えるという手順を踏むと、失敗を犯しにくい。
書くための材料集め
ここでいう材料集めは、設問中にあるキーワードに関係した言葉を集めることです。理由を適切に考えるためには、設問に関する事実関係を性確に理解しておく必要がある。
事実関係を集めるとき、メモをとる。メモは走り書きでも、箇条書きでも構わない。
この作業を行う時のポイントは、
「○○は、口口である。」というように、助詞の 「は」などを用いて、キーワードの特徴や定義をまとめることです。「は」に近い役割を持つ助詞はほかにも「○○とは…。」「○○には…。」「○○ならば…。」とがある。
これらの助詞は、助詞に続く部分で、特徴や定義などの主語に関する詳しい内容を説明する役割を果たしている。つまり、キーワードについての特徴や定義を整理するには、都合のよい助詞ということになりますね。
整理しながらまとめる
材料集めでは、ある程度材料の内容によって分類しながらまとめていくと、そのあとの思考がしやすくなる。
<分類の例>
- 利点と欠点(問題点)
- 複数の立場からの視点
- 過去・現在・未来で整理
この作業を行うと、中立性を保った答案作成を行うことができます。いくら事実であっても、偏りのある事実だけで構成したのでは、論述内容の公平性や信頼性を欠くことにつながります。論述内容は、あくまでも中立を保つ姿勢を示すことが必要となってきます。
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