【高校倫理】朱子学の教え

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【高校倫理】朱子学の教えについてまとめています。

朱子学

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林羅山

戦国の世を統一した徳川氏が開いた江戸幕府は、その支配体制を正当化する新たな理論を必要としていた。朱子学はその理論として選ばれた。林羅山(1583 ~ 1657)は、徳川家康から4代にわたる幕府の将軍に仕えた。

上下定分の理

林羅山は、著書『三徳抄』や『春鑑抄』で、上下定分の理を唱えた。これは、自然界において天地の差別かあるのと同じように、人間界にも君臣の差別 があり、この上下関係の秩序が理法として万物をつらぬいているという考えである。林羅山は、封建的身分秩序を理にかなうものとして肯定し、具体的表現が「礼儀・法度」であるとした。

存心持敬

上下定分の理によって正当化された身分秩序において、最重要視すべき徳が「敬」である。「敬」とはこの場合、「うやまう」ではなく「つつしむ」ことであり、自分の欲や私情を抑えて理に従い、本分を尽くすことである。「敬」を常に心に保ち、理と一体であることを存心持敬という。林羅山は、こうした厳しい心のあり方をもって上下定分の理をきわめ、支配階級としての自覚を高めることを武士たちに説いた。

官学としての朱子学

林羅山が唱えた教えは、幕藩体制を正当化するものとして受け入れられ、朱子学は幕府の官学のようになった。朱子学者は幕府や諸藩に仕え、教育を担当するだけでなく政治に参与することもあった。なかでも木下順庵(1621~98)は、5代将軍綱吉の侍講となり、その弟子の新井白石(1657 ~ 1725)は、6代・7代将軍のもとで幕政にかかわり文治政治を推進した。同じ原産の弟子である雨森芳洲(1668~17ct) 藩に仕え、朝鮮との外交に活躍した。

正徳の治

新井白石は海舶互市新例を出して、長崎の貿易額を制限した。さらに、輸入品の代金のうち銅で支払う分を増やし、金銀の流出を防ごうとした。新井白石が改鋳した正徳小判は、慶長小判と同程度の金含有率を持つ良質なものであった。正徳の治を実施した新井白石は、元禄小判を改鋳して良質な正徳小判を発行した。しかし、貨幣価値の変動によって経済に混乱を招く結果となった。

山崎闇斎

朱子学者の山崎闇斎(1618~82)は、京都に塾を開いて多くの門人を育てた。「敬」と「義」を重視し、「敬」を臣下の道徳として厳格な精神修道を強調した。また、山崎闇斎は神道家としての面も持ち儒教と神道の一致を唱えて、 垂加神道を創始した。

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  34. 【高校倫理】日蓮と法華経

以上が、【高校倫理】朱子学の教えとなります。

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