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【大学入試小論文】シンギュラリティ到達後の世界の解答例

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【大学入試小論文】シンギュラリティ到達後の世界の解答例です。

【課題文の要点】
AIが発達して、当たり前のことが変化するだろう。2025年になると、世界の会社は真のグローバル化をはたす。2030年になると、汎用人口知能が出現して、経済と社会を、変化させる。今日までのAIは専門性に特化している。そこでは、人間の仕事がAIに奪われるという懸念かある。たとえそうだとしても、人間はまたAIより違う仕事につけば良い。しかし、汎用型となると、ほとんどの仕事が奪われてしまう。さて、このAIが溢れた世界は、全ての人々が幸せに暮らしているだろうか。経済格差は存在するだろうか。

【問題】
「汎用人工知能」が 2030年頃に出現すると仮定すると,どのような影響が考えられるか,あなたの考えを 800字以内で述べなさい。

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シンギュラリティ到達後の世界の解答例

汎用型人工知能が2030年に出現すると仮定すると、社会に有益にもなるが、現代社会の問題をさらに悪化する可能性が考えられる。

まず、汎用型人工知能は人間が解決できない問題を解決してくれるだろう。汎用型人工知能は、一定の知識は必要だが、それを越えれば自己学習ができる。それを経て、人間の知能を超えると言われている。その時を、シンギュラリティと言う。そのシンギュラリティを超えた時、人間の何倍もある膨大な知識を使って、問題解決をしてくれると考えられる。現在、世界の問題は様々なところで、繋がり合っている。例えば、人口問題やエネルギー問題、食料問題などこれら全ての問題は影響しあい、繋がっている。膨大な知識を関連づけ最適な問題解決方法を、見つけ出してくれる可能性は十分あると思う。

次に、現代社会でも問題となっている経済格差を拡大する影響があるということだ。仕事は確実に汎用型人工知能によってとって変わられると言われている。その中でも、人間にしかできない仕事は限られる存在する。たとえば、人の気持ちを汲み取ることなどのコミュニケーション、会社や人工知能と人を仲介する仕事や、人工知能をどこに使ってビジネスをやっていく事が人間に可能なことだ。たとえば、民泊サイトのAirbnb(エアビーアンドビー)は泊まりたい人と、宿泊できる場所を繋ぐアプリがある。

このように、泊まりたい人をどこに泊めるのが最適なのかと様々な情報や知識から結論を導き出すのは、人工知能が人間より、最適である。ただ、そのような仕組みを作り出すのは人間である。これまでも、ゼロから一を作り出す、創造性のある人がビジネスで活躍し、いわゆる裕福になっていた。しかし、その後に一から十を作り出す仕事をやっていた人はすべて、汎用型人工知能に取って変わられる。そのため、裕福な人は変わらないとしても、貧乏な人や中間者なひとは、職がなくなるから低賃金仕事しかできないため、さらにまずしくなる、つまり、経済格差はさらに拡大してしまうと考えられる。

以上ことより、汎用型人工知能が現れると、多くの人が職を失い経済格差を、拡大させてしまう可能性がある。経済格差が広がらない制度や仕組みを、整えなければならない。

シンギュラリティ到達後の世界の講評(抜粋)

内容は、いいですね。「シンギュラリティ」という言葉や、メリットとデメリットにも記述できています。特に、デメリットに関して「経済格差」という視点も良かったと思いますが、問題点の指摘だけでなく、その解決策を1つぐらい具体的に示すことができるとよかったかな。あと構成にもう少し工夫の余地があったと思います。(構成案を参考に)

シンギュラリティ到達後の世界の添削(抜粋)

「まず」、「次に」は、順序立てるときに使う接続なので、今回は、有益のことと不利益なことを対立して述べるので、「一方で」という接続詞が適切です。

有益なことは、汎用型人工知能は人間が解決できない問題を解決してくれるだろう。~
一方で、汎用型人工知能は現代社会でも問題となっている経済格差を拡大する影響があるということだ。

構成案(キーセンテンスのみ)

(主張)汎用型人工知能が2030年に出現すると仮定すると、汎用型人工知能は人間が解決できない問題を解決してくれると考える。
(理由)シンギュラリティを超えた時、人間の何倍もある膨大な知識を使って、問題解決をしてくれると考えるからだ。
(具体例)例えば、人口問題やエネルギー問題、食料問題などこれら全ての問題は影響しあい、繋がっている。膨大な知識を関連づけ最適な問題解決方法を、見つけ出してくれる可能性は十分あると思う。
(反駁)一方で、現代社会でも問題となっている経済格差を拡大する影響があるという問題点が言われている。仕事は確実に汎用型人工知能によってとって変わられると言われているからだ。しかし、19世紀の産業革命のときのように、現在存在しない多くの仕事が誕生すると考える。時代の変革には、多くの仕事が生まれるのは常だ。たとえば、人工知能(AI)事業開発責任者や人間と機械の協働責任者、AIが取得したビッグデータを元に活用する仕事、コミュニティを伴う仕事など数多く生まれると思う。このように、経済格差への心配は無用である。
(まとめ)汎用型人工知能は人間が解決できない問題を解決してくれると考える。

歴史的背景

19世紀の産業革命期は多くの仕事がなくなりましたが、それ以上の多くの仕事が生まれました。
たとえば、自動車ができたことにより、馬車はなくなりましたが、ガソリン製造業者、ガソリン販売業者、タクシー運転手、バス運転手、車の修理屋、エンジニア、部品加工業者、中古車販売者、車を運ぶ運搬業者、事故処理を行う業者、レンタカー屋、車の装飾品販売など。間接的には、旅行の拡大、ラジオの普及、音楽のCD販売、ファッションの拡大など国全体の経済の発展につながりました。このように、車だけでも、本当に多くの仕事を生み、多くの業界にもいい影響を与えましたね。

私の持論

汎用型人工知能が出現すると「人間がペット化する社会」となると思っています。つまり、経済格差などの諸問題も解決し、人類が皆幸せになるということ。
ペットの犬や猫は、一日中、好き放題に暮らしていますね。それはなぜか。飼い主である人間が働いてくれて、衣食住を贅沢に与えてくれますからですね。汎用型人工知能と人間の関係もこのようになると考えます。一家に一台、汎用型人工知能普及し、一家の主となって、汎用型人工知能が人間の代わりに働いてくれるのです。
人間は、今日1日とうやって過ごそうかと考えるわけです。今後、いろんな遊びが生まれる予感です。

働かないといけないという固定概念を一旦外してみました。働くことで、競争が生まれ、経済格差が拡大します。国レベルでは、経済を拡大しようと、戦争を引き起こしてきた歴史があります。植民地にすることで、搾取したり、資源を求めたりして戦争をしてきたわけです。

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