【高校日本史】徳川綱吉の文治政治の要点ポイントです。
徳川綱吉の文治政治
- 生類憐みの令を出して、犬をはじめとする鳥獣の保護を命じた。
- 貨幣の質を落とした改鋳を行い、物価の騰貴を招いた。
徳川綱吉は側用人として、柳沢吉保を重用した。 江戸城や周辺の市街地は明暦の大火で大きな被害を受け、幕府財政を逼迫させる要因の一つとなった。
側用人
側用人は、将軍の側に仕えて将軍の命令・意志を老中に伝え、老中の上申を将軍へ伝えることを職務とした。側用人の中には、将軍の側近として老中のこえる権勢を振るう者も現れた。
貨幣改鋳
徳川綱吉は、勘定吟味役荻原重秀(のち勘定奉行)の意見を用いて, 財政再建の方法として貨幣の改鋳にふみきった。荻原重秀は、金が8割以上もふくまれていた慶長小判の質をおとし、金を6割以下に減らした元禄小判を大量に発行して、その差益を幕府の収入とした。しかし、財政の危機は一時的に救われただけで、これにともなう物価の値上りが、庶民のはげしい不満をよびおこすことになった。
元禄時代、荻原重秀は財政難を打開するために貨幣改鋳を行い、質を下げた元禄小判を発行した。しかし、貨幣価値の下落は、物価高騰を招く結果となった。
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