【高校倫理】ユダヤ教の教えのポイント

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【高校倫理】ユダヤ教の教えについてまとめています。

ユダヤ教の特色とは

  • 選民思想
  • 唯一絶対の人格神
  • 律法と契約の遵守

の3つを押さえておきましょう。以下、説明です。

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選民思想とは

イスラエル人だけが神によって選ばれ、特別な使命を神から与えられ、神との契約を守れば救済されるとする選民思想(選民意識)を持つ思想。

唯一絶対の人格神

ヤハウェは世界の創造神であるとともに、他に並ぶもののない絶対神・唯一神である。そして、愛や怒り、裁き、ゆるしなど人間的な意志や感情を持ち、イスラエルの民と契約を結ぶ人格神である。律法に背いた者には厳しい審判を下し、罰を与える厳格な裁きの神でもある。

律法と契約の遵守

ヤハウェはイスラエルの民に対し、契約にもとづき神に仕え、絶対的に服従することを求めた。一方、イスラエルの民は神の意志や命令が示された律法(トーラー)を固く守ることにより、神の祝福と永遠の救済が得られると信じた。

活躍する預言者たち

預言者たちは、イスラエル人の堕落に対する神の裁きを警告するとともに、神の救済を語って人々に希望を与えた。預言者の活動によりイスラエル人たちの信仰は深められ、ユダヤ教の確立を促した。

  • 預言者イザヤ(前8世紀)…最大の預言者とされる。敵の侵攻に際して神ヤハウェの正義と正しい信仰を説き、メシア(救世主)の到来を預言した。
  • 預言者エレミア(前7~6世紀)…ユダ王国滅亡やバビロン捕囚の苦難にあったとき、人々に悔い改めを説き、「罪のゆるし」による救済への希望を示した。
  • 領言者エゼキエル(前6世紀頃)…エルサレム陥落・ユダ王国の滅亡を預言し、陥落後は敵の破滅とイスラエル復興を預言して人々を励ました。

律法の形式化

信仰の儀式をつかさどる祭司たち(サドカイ派)や、律法の解釈を行う律法学者や自ら律法を厳格に守るパリサイ派は、律法を厳格に守らないことが苦難を招くと考え、律法をより厳守することを求めた。しかし、そのため日常生活の些細なことがらにまで律法がおよぶことになり、律法をに的に遵守すればよいという律法主義(形式主義)の風潮も生まれた。

また、バビロン捕囚後、イスラエル人の間では、神に選ばれた民であるはずの自分たちがなぜ苦難を味わうのかという疑問について、議論が盛んになった。

終末観とメシア信仰の高まり

一方、イスラエルの人々の間では、神の定めにより世界と人類が終末を迎え、神の審判と選民への祝福がもたらされて「神の国」が実現するという終末観(終末論)への意識が高まった。それとともに、終末の時期にメシア(救世主)が登場して人々に救いをもたらすというメシア待望の考え方が広まった。

メシア像の変化

メシア像は、最初はあくまでも異民族の支配からイスラエルを解放する民族の英雄としてのメシアであった。しかし、その中に「苦難の僕」とよばれる 新たなメシア像があらわれてくる。新たなメシア像は、自らは罪を犯していないのに他人の罪を背負い、彼が罪を背負って苦しむことにより、人々に救いがもたらされるような存在のことである。これは、キリスト教における救世主イエス=キリストのイメージに近く、その原型になったと言うこともできる。

ユダヤ教の教えのまとめ

  • ユダヤ教の教え…選民思想、唯一絶対の人格神、神との契約と律法の遵守
  • 終末観とメシア(救世主)の待望…➊民族の苦難→➋預言者たちの活動(神の裁きの警告と救済の希望を語る)→➌律法の遵守で苦難を避け救済を求める道場→➍律法の形式主義化→➎終末観(終末論)の広がりとメシア(救世主)登場への期待

倫理の学習

  1. 【高校倫理】適応行動
  2. 【高校倫理】西洋哲学の人間観
  3. 【高校倫理】パーソナリティ
  4. 【高校倫理】青年期と何か・青年期の特質
  5. 【高校倫理】青年期の課題
  6. 【高校倫理】現代における青年期のあり方
  7. 【高校倫理】ポリスと市民
  8. 【高校倫理】自然哲学とソフィスト
  9. 【高校倫理】ソクラテスの思想
  10. 【高校倫理】プラトンの思想
  11. 【高校倫理】アリストテレスの思想
  12. 【高校倫理】ヘレニズムの思想

以上が、【高校倫理】ユダヤ教の教えのポイントです。

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