中学理科の定期テストでは、化石と堆積岩が地層分野の重要テーマとしてよく出題されます。
特に、示準化石・示相化石の違いや、堆積岩の種類と特徴は、暗記だけでは対応しにくいポイントです。
「どの化石が何を示しているのか分からない」
「堆積岩の名前は覚えたけど、でき方があいまい」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、定期テストに必ず出る重要問題を中心に、
✔ 化石の役割と分類
✔ 堆積岩のでき方と種類
✔ 写真・図問題での見分け方
を解説・解答付きでわかりやすくまとめています。
しくみを理解すれば、暗記に頼らず正解できる単元です。テスト前の総復習にぜひ活用してください。
【問題】化石と堆積岩の重要問題
下の図は、ある露頭に見られた地層のようすを表したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。

(1)図の露頭に見られる石灰岩の層に、うすい塩酸をかけると何という気体が発生するか。
(2)砂の層にビカリアの化石が見られるが、ビカリアは、地層が堆積した地質時代を知る手掛かりになる化石である。このような化石を何というか。また、ビカリアと同じ地質時代の化石を、下のア~エから1つ選び、記号で答えよ。
ア サンヨウチュウ イ ナウマンゾウ ウ アンモナイト エ フズリナ
(3)石灰岩の層にサンゴの化石が見られることから、この地層が堆積した当時、どのような場所であったと推測できるか。簡潔に書け。
(4)サンゴの化石などは示相化石として利用される。示相化石として利用される生物には、共通してどのような特徴があるか。簡潔に書け。
【解答・解説】化石と地層の重要問題の解答
(1)二酸化炭素
石灰岩は、サンゴや貝などの死がいが固まってできた堆積岩です。主成分が炭酸カルシウムになるので、うすい塩酸などの酸性の水溶液をかけると二酸化炭素が発生します。
(2)化石:示準化石 記号:イ
地層が堆積した地質時代がわかる化石を示準化石といいます。示準化石によって古生代、中生代、新生代などの地質時代がわかります。ビカリアは新生代第三紀の化石です。これと同じ新生代の化石はナウマンゾウになります。ナウマンゾウは新生代第四紀の化石です。サンヨウチュウは古生代、アンモナイトは中生代、フズリナは古生代の化石になります。
(3)暖かくきれいな浅い海。
サンゴは示相化石で、地層が堆積した当時の環境が、暖かくきれいで浅い海であったことを示しています。
(4)特定の環境や場所でのみ生息できる。
示相化石に利用されている生物は、特定の環境や場所のみに生息できる生物です。サンゴは暖かくてきれいな海、アサリやカキは浅い海、シジミは河口や湖、ブナは温帯の少し寒冷な場所であることを示しています。
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