中学1年国語の教科書(光村図書)に収録されている米倉斎加年の作品『大人になれなかった弟たちに…』は、戦争によって幼い命が奪われた弟を描き出し、家族の悲しみや当時の食糧不足の現実を伝える作品です。定期テストでも頻出の題材であり、登場人物の心情や作品の背景を正しく理解することが求められます。ここでは、重要な場面をもとにした演習問題と解答を用意しました。テスト前の確認や理解度チェックにぜひ役立ててください。
【中1国語】大人になれなかった弟たちに|定期テスト演習問題
教科書の「大人になれなかった弟たちに…」を読んで、後の問いに答えなさい。
(1)「母の着物はなくなりました」とありますが、なぜなくなったのですか。「廊下」「お乳」という言葉を用いて、簡潔に説明しなさい。
(2)「ヒロユキは死にました」とありますが、ヒロユキの死の原因を、本文中から4文字で抜き出しなさい。
(3)「病名はありません。栄養失調です…。」に込められた僕の気持ちを次のア~エより2つ選びなさい。
ア 身近な人の死を恐れる気持ち。
イ 食べ物さえあればと無念に思う気持ち。
ウ 病死ではないことを不思議に感じる気持ち。
エ 食料不足を招いた戦争を憎む気持ち。
(4)「白い乾いた一本道を、三人で」とありますが、この三人とは誰のことですか。本文中から全て抜き出しなさい。
(5)「ヒロユキは幸せだった。」のように母が言ったのは、なぜですか簡潔に書きなさい。
(6)「そのとき、初めて泣きました」とありますか、このときは母の様子を簡潔に答えなさい。
【中1国語】大人になれなかった弟たちに|定期テスト演習問題の解答
(1)やぎのお乳と換えてもらうために、農家に持っていったから。
(2)栄養失調
(3)イとエ
(4)母、僕、ヒロユキ(死んだ弟)
(5)空襲の爆撃で死んだのではなく、みんなにみとられて死んだだけでもましだから。
(6)栄養失調で亡くなった息子が成長しようとしていたことを知り、母は悲しみを抑えきれない様子
『大人になれなかった弟たちに…』(米倉斎加年)ポイントまとめ
作品の内容
戦争中、食べ物がなく、弟のヒロユキは「栄養失調」で亡くなってしまう。兄である「僕」は、母と共に弟を見送り、戦争の悲しみを深く感じる物語。
主な登場人物
- 僕(語り手)
- 母
- 弟(ヒロユキ)
重要な出来事
母は着物を農家に持っていき、やぎのお乳と交換して弟に与える。
しかし栄養不足のためヒロユキは亡くなってしまう。
母は「ヒロユキは幸せだった」と言う。空襲で亡くなったのではなく、家族に見守られて亡くなったから。
テーマ・作者の伝えたいこと
- 戦争がもたらす食糧不足や家族の悲しみを描いている。
- 「生きることの大切さ」や「戦争のむごさ」を伝えている。
テストに出やすいポイント
- ヒロユキの死因=「栄養失調」
- 母の気持ち=悲しみをこらえながらも、家族で見送れたことを救いにしている
- 作品全体のテーマ=戦争の悲惨さと命の尊さ
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