中学理科の火成岩は、定期テストで図・写真の判別問題として頻出する重要単元です。
マグマがどこで・どのように冷え固まったかによって、岩石の種類やつくりが変わる点を理解しているかが得点の分かれ目になります。
しかし、
「深成岩と火山岩の違いがあいまい」
「斑晶と石基がごちゃごちゃになる」
「写真を見ると全部同じに見える」
と苦手に感じる人も少なくありません。
この記事では、定期テストに頻出する火成岩の重要問題を中心に、
・火成岩ができる仕組み
・深成岩・火山岩の違い
・写真・図からの見分け方
をイメージしやすく、ポイントを押さえて解説します。
暗記だけに頼らず、「なぜその岩石になるのか」がわかるテスト対策まとめです。
【問題】火成岩の定期テスト重要問題
[問題]下の文章は、明さんが、親せきの家に行ったときに見た雲仙普賢岳について調べたことや、その近くで採取した火山灰と家の庭にあった岩石について観察したことを発表した内容の一部である。また、図1は雲仙普賢岳を、図2は家の庭にあった岩石をスケッチしたものである。次の各問いの答えを、解答欄に記入せよ。

(1)文中の①、②の( )内の語句から、それぞれ適切なものを1つずつ選び、記号で答えよ。
(2)下線部③のような火成岩のつくりを何組織というか。
(3)下線部④から、岩石が、気温の変化や水のはたらきなどによって、表面からぼろぼろに
なってくずれ、土や砂になっていく現象を何というか。
(4)図2のスケッチから、この岩石は何だと考えられるか。次の1~4から1つ選び、番号で
答えよ。
1:ハンレイ岩 2:カコウ岩 3:リュウモン岩 4:アンザン岩
【解答・解説】火成岩の定期テスト重要問題の解答
(1)①ア ②ウ
火山のかたちや噴火のようすは、マグマのねばりけによって決まります。マグナのねばりけが強いと、火山はおわんを伏せたような形になり、噴火は激しくなります。逆にマグマのねばりけが弱いと、火山のかたちは平べったくなり、噴火のようすはおだやかになります。
(2)等粒状組織
マグマが地下深くでゆっくりと冷え固まると、マグマの成分である鉱物の結晶が大きく育ちながら固まり、図2のような等粒状組織になります。逆に、マグマが地表や地表付近で急に冷やされると、結晶が大きく育つ前に冷え固まり、斑状組織になります。
(3)風化
風化とは、気温の変化や水の状態変化などで、岩石などが表面からぼろぼろに崩れていく現象です。これと似た現象に侵食がありますが、侵食は流水のはたらきなどで岩石が削られる現象です。
(4)2
図2から等粒状組織であることがわかる。等粒状組織を持つ火成岩は、カコウ岩、センリョク岩、ハンレイ岩の深成岩である。このうち、無色鉱物の石英、有色鉱物の黒雲母を含む深成岩は、白っぽいカコウ岩になります。
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