中学2年国語の古典分野で学ぶ『枕草子(光村図書)』は、清少納言が宮廷生活や季節の美しさを鋭い感性で綴った古典随筆です。「春はあけぼの。」の冒頭をはじめ、自然や日常の描写、古語の表現などが学習の中心となり、定期テストでも「語句の意味」「現代仮名遣い」「内容の読み取り」などが頻出します。本記事では、テスト直前に押さえたい重要語句や現代訳のポイントに加えて、選択問題・適語補充・現代仮名遣い・古語の意味など全10問の予想問題と、その解答・解説を掲載。得点力アップの効率的な学習に役立つ内容です。
枕草子(第一段)の予想問題(全10問)
教科書の「枕草子(第一段)」を読んで、あとの問いに答えなさい。
✅ ① 選択問題(2問)
1. 次のうち、作者・清少納言の『枕草子』における主な特色として最も適切なものを選びなさい。
ア.感情に流されない論理的な説明文
イ.鋭い観察と独自の感性による随筆
ウ.時代背景の分析に重点を置いた史伝
エ.形式化された定型詩の集成
2. 次の季節描写のうち、『枕草子』第一段で述べられているものとして正しいものはどれか。
ア.「秋は夕暮れ」
イ.「冬はつとめて」
ウ.「春はあけぼの」
エ.「夏は日中」
📗 ② 適語補充(2問)
3. 「春はあけぼの。」に続き、「やうやう白くなりゆく山ぎは」とある。この表現で描かれている時間帯は「_____てきた空」である。
4. 「つきづきしものは…」の問いに現れる「つきづきし」とは、「_____」という意味である。
📙 ③ 現代仮名遣い・古語の意味(4問)
5. 次の古文を現代仮名遣いのひらがなに直しなさい。
(1)「をかし」 (2)「いと」
6. 次の古語の意味として正しいものを答えなさい。
(1)「あはれ」 (2)「さらなり」
7. 次の古語の意味として最も近いものを選びなさい。
「いみじうおもしろし」
ア.とても楽しい
イ.少し退屈だ
ウ.心に残らない
エ.読みにくい
8. 次の語の意味として適切なものを答えなさい。
「やうやう」
📝 ④ 内容理解・読み取り(2問)
9. 「春はあけぼの…白き灰がちになりてわろし。」の段落で、作者が特に美しいと感じているものについて簡潔に説明しなさい。
10. 「つきづきしものは…」の段落で挙げられる事物の例を1つあげ、その理由を述べなさい。
枕草子(第一段)の解答・ポイント解説






✔️ 1. 解答:イ
清少納言の『枕草子』は、鋭い観察と独自の感性による随筆であり、自然や日常生活の美しさを生き生きと描写している点が特徴的である。
✔️ 2. 解答:ウ
最も有名な冒頭である「春はあけぼの。」は第一段の冒頭で述べられている。
✔️ 3. 解答:明けてき
「やうやう白くなりゆく山ぎは」は、夜が明けてきた空の色の変化を描写している。
✔️ 4. 解答:ふさわしい・適している
「つきづきし」は「ふさわしい・似つかわしい」という意味である。
✔️ 5. 解答:
(1)おかし (2)いと
→ 「をかし」は「おかし」、「いと」はそのまま「いと」と読む。
✔️ 6. 解答:
(1)あはれ:しみじみとした趣・感動(深い情趣)
(2)さらなり:言うまでもない/もちろんの意(そのまま)
※『枕草子』で用いられる一般的な意味。
✔️ 7. 解答:ア
「いみじうおもしろし」は、「とても面白い・たいへん興味深い」という意味である。(慣用的用法)
✔️ 8. 解答:次第に・だんだん
「やうやう」とは「次第に、だんだん」という意味である。
✔️ 9. 解答例:
作者は「春はあけぼの」とし、夜が明けていく空の淡い色の変化や鳥のさえずりなどの描写が美しいと感じている。
✔️ 10. 解答例:
「つきづきしもの」では、その季節や状況にふさわしく感じられるもの(例:秋の夕暮れや冬の月など)を挙げ、視覚や感覚の豊かさを表現している。
コメント