細胞分裂は、生物が成長したり、傷ついた部分を修復したりするために欠かせない重要なしくみです。中学理科の定期テストでは、「体細胞分裂の流れ」「染色体の変化」「細胞数の増え方」などが頻出ポイントとしてよく問われます。しかし、図や用語が多く、暗記だけで理解しようとすると混乱しがちな単元でもあります。
この記事では、定期テストによく出る細胞分裂の重要問題を厳選し、考え方や解き方のポイントをわかりやすく解説します。図の読み取りが苦手な人や、得点源にしたい人に最適な内容です。
【問題】細胞分裂の定期テスト重要問題
下の図は、カエルのなかまのふやし方を表した図である。カエルのように、雄と雌でなかまをふやすことを有性生殖というが、その内容を簡単にまとめた図である。これについて、次の各問いに答えなさい。

(1)図中のAのように、カエルの雄は精巣で体細胞から精子を、雌は卵巣で卵をつくっている。体細胞から、生殖で使う特別な細胞である生殖細胞をつくる細胞分裂を特に何というか。
(2)図中のBは、受精によってつくられた受精卵が、細胞分裂を行い胚になっていく過程を示したものである。このときに行われる細胞分裂を特に何というか。
(3)カエルの生殖で、親が持つ染色体の本数をn本とすると、精子や卵が持つ染色体の本数は、nを使ってどのように表されるか。
(4)カエルの生殖で、親が持つ染色体の本数をn本とすると、できた胚が持つ染色体の本数は、nを使ってどのように表されるか。
【解答・解説】細胞分裂の定期テスト重要問題の解答
(1)減数分裂
からだをつくっている体細胞から、なかまをふやすときに使われる生殖細胞をつくる特別な細胞分裂を減数分裂といいいます。
(2)体細胞分裂
からだをつくっている体細胞から、同じ体細胞をつくる細胞分裂を体細胞分裂といいます。生殖細胞がつくられるときだけ、特別な細胞分裂である減数分裂が行われるので、その他の細胞分裂は体細胞分裂になります。受精卵が発生し胚になるときの細胞分裂も体細胞分裂になります。
(3)n/2 本
生殖細胞である、精子や卵の染色体は、体細胞の染色体の半分になっています。これは、生殖細胞が減数分裂でつくられるからです。減数分裂では染色体の数が半分になります。したがって、体細胞の染色体の数n本の半分になります。
(4)n本
生殖細胞の精子と卵の核が合体する受精の後、染色体は通常の体細胞と同じ数に戻ります。受精卵はこの後、体細胞分裂で発生し胚になるので、胚の染色体の数も体細胞と同じn本になります。
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