【中3国語】君待つとの定期テスト演習問題・解答付きです。中学3年生の国語では、「君待つと」を含む和歌が万葉集・古今和歌集・新古今和歌集それぞれに登場し、比較や表現技法の違いが定期テストで頻出です。本記事では、練習問題と解答付きで、テスト対策にもバッチリ対応。和歌の比較が苦手な人も、この記事でしっかり得点力を身につけましょう。
君待つとの定期テスト演習問題
次の和歌を読んで、後の問いに答えなさい。
A 天地の分れし時ゆ 神さびて 高く貴き駿河なる不尽の高嶺を 天の原振りさけ見れば
渡る日の影も隠らひ照る月の光も見えず
白雲もい行きはばかり時じくそ雪は降りける
語り継ぎ言ひ継ぎ行かむ不尽の高嶺は
渡る日の影も隠らひ照る月の光も見えず
白雲もい行きはばかり時じくそ雪は降りける
語り継ぎ言ひ継ぎ行かむ不尽の高嶺は
B 君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く
C ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは
D 道ののべに清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ
E 玉の緒よ絶えねば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする
(1)Aの和歌について、この和歌の主題を次のア~エより1つ選び、記号で答えなさい。
ア 富士の高嶺に感じた神々しさ。
イ 富士の高嶺にまつわる歴史。
ウ 富士の高嶺へ行ってみたいという思い。
エ 富士の高嶺を遠くから眺めることの魅力。
(2)Bの和歌で、作者はどのようなことから秋を感じていますか。「すだれ」という言葉を使って、書きなさい。
(3)cの和歌に使われている表現技法を次のア~エより1つ選び、記号で答えなさい。
ア 直喩
イ 隠喩
ウ 対句
エ 倒置
(4)Dの歌から、係りの助詞と結びの語を抜き出しなさい。
(5)Eの歌の「玉の緒」とは、何を表していますか。
君待つとの定期テスト演習問題の解答
(1)ア
(2)(例)家の戸口のすだれを動かして風が吹いたこと。
(3)エ
(4)係りの助詞:こそ /結びの語:つれ
(5)(私の)命
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