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大学入試小論文対策|食料安全保障の解答例と書き方のポイント

大学入試小論文対策|食料安全保障の解答例 小論文
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大学入試の小論文では、「食料安全保障」に関するテーマが出題されることがあります。本記事では、過去の出題傾向を踏まえた具体的な解答例と、論理的に説得力のある文章を書くためのポイントを解説します。初めての方でも理解しやすく、効率的に学べる内容です。

【2022年度】龍谷大学農学部資源生物科学科の大学入試小論文解答例です。問題は、改題しています。問題文は国連食糧農業機関による『世界食料農業白書2016年報告―気候変動と農業、食料安全保障』からの抜粋でした。
【改題】文章で扱われているテーマに関し、グラフの内容を踏まえて課題を説明し、あなたの考えるところを800字以内で書きなさい。
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大学入試小論文対策|食料安全保障と書き方のポイント

1. 小論文テーマの理解

1. 小論文テーマの理解
小論文で「食料安全保障」がテーマとなった場合、求められるのは単なる知識の列挙ではなく、現状の課題、背景、問題解決策を論理的に整理して自分の意見を述べる能力である。特に大学入試では、社会的課題への関心や分析力を評価する意図があるため、ニュースや統計資料を参考にしつつ、自分なりの視点を加えることが重要である。

2. 書き方の基本構成

2. 書き方の基本構成
食料安全保障の小論文では、以下の構成を意識すると読みやすく、説得力のある文章になる。

導入(問題提起)

  • 世界や日本における食料供給の現状を簡潔に示す
  • 例:「日本は食料自給率が低く、輸入に依存している状況にある」

現状と課題の分析

  • 国内外の統計や事例をもとに課題を明確化
  • 例:自然災害や国際情勢の変化による供給リスク、農業従事者の高齢化など

解決策・提案

  • 政策面・技術面・個人の行動など複数の視点で提案
  • 例:農業のスマート化や食料の多様化、輸入依存のバランス調整

結論(自分の意見)

  • 課題と解決策を踏まえた総合的な意見を簡潔に述べる
  • 例:「持続可能な国内農業の推進と国際協力の強化により、安定的な食料供給を確保すべきである」
3. 小論文作成のポイント

3. 小論文作成のポイント

  • 論理性:主張と根拠が一貫しているか
  • 具体例:統計や事例を示すことで説得力が増す
  • 字数の配分:導入・分析・提案・結論のバランスを意識
  • 読みやすさ:段落ごとにテーマを明確にする

【ある人の例】食糧安全保障についての小論文解答例

グラフから、日本の農作物貿易額に占める輸入額の割合が、ほかの主要国と比較して圧倒的に高いことが読み取れる。すなわち、日本は食料を外国からの輸入に依存している状況にある。実際、日本の食料自給率は先進国の中でも極めて低く、この点が問題視されている。加えて、コロナ禍では食料の安定供給に不安を抱かせる事態が顕在化した。ロシアが小麦やトウモロコシの輸出に制限を設け、ベトナムが米の輸出枠を設定するなど、一時的に食料を囲い込む動きが顕著になったためである。

日本が農産物の輸入に依存する背景として、まず食生活の変化が挙げられる。日本では米の生産はほぼ国内で賄うことが可能であるものの、食の欧米化に伴う米離れにより、輸入量の増加を招いた。また、日本は山地が多く高温多湿な地形であるため、欧米型の大規模農業生産体制を構築することは困難である。このような自然条件と消費行動の変化が、輸入依存の一因となっている。

以上の現状を踏まえ、私の考える解決策は二点である。一点目は、国内農産物の需要喚起である。そのためには、企業との連携や販売方法の改革が不可欠である。例えば、以前農業体験を主催している農家を訪れた際、体験参加者のほとんどが農業に好意的な印象を抱くと聞いた。この経験は、消費者の関心を喚起することで国内作物への需要を高める可能性を示唆している。また、農学教育の充実により、地域の特産物や食文化に関する理解を深めることも、国内消費の拡大につながると考える。

二点目は、食料の備蓄体制の強化である。保管技術の発展や啓蒙活動を通じて、家庭規模および国家規模での備蓄を増加させることは、食料供給リスクへの有効な対応策となる。これにより、輸入依存による外部リスクに備えることが可能である。

以上のように、日本は食料安全保障において輸入依存という重大な課題を抱えている。持続可能な国内農業の推進と備蓄体制の整備により、自給率を向上させつつ、リスク管理を徹底することが求められる。今後は国民全体が食料安全保障について理解を深め、主体的に対応策を考えることが重要である。

(一般論)食料安全保障のために

食料安全保障のためには、以下の3点が大事であると農林水産省が公表しています。

  • 食料安全保障に係る状況の把握
  • 平時からの安定供給の確保・向上
  • 不測時の対応

食料安全保障に係る状況の把握については、食料安全保障に関する省内検討チームを発足させるなど、政府としても取り組みを始めている。平時からの安定供給の確保・向上については、食料自給率・食料自給力の維持向上が重要。なぜなら、自国で生産することで、輸送障害や他国との競合等のリスクが低くなり、より安定的な供給が可能になるから。不測時の対応については、国と食品事業者、食品事業者同士の連携が大事なってくると思われる。

【農林水産省】食料安全保障について

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