【日本史探究対策問題】縄文時代の問題です。
【対策問題】縄文時代の問題
【問1】次の( )に適語を入れよ。
【問2】縄文土器と弥生土器は、材質や形状・色彩に加えて使用法も異なる。両時代の特徴を考えて、当時の土器の使われ方の違いについて40字以内で説明しなさい。
【問3】次の問いに答えなさい。
- 縄文時代には、気候の温暖化により海面が上昇する海進が起きたことにより、日本列島が入江の多い島国として形成された。これにより漁労が発達したが、漁労の発達を示す。 捨てられた貝類などが層をなして堆積した遺跡を何というか。
- 1877年、アメリカ人モースによって日本最初の発掘調査がおこなわれた東京都にある貝塚を何というか。
- 漁労のため、動物の骨・角・労などでつくった話や釣針などの生活用具を何というか。
- 地面を掘り下げ掘立柱を立て、その上に草葺きの屋根をかけた住居を何というか。
- 青森市郊外で発見された、縄文前期から中期の大集落遺跡を何というか。
- 縄文時代の人々の交流や広範囲の交易を物語る北海道白滝や長野県和田峠、熊本県阿蘇山などを原産とする石器の原材料は何か。
- あらゆる自然物や自然現象に霊魂が存在するとし、それを畏怖し崇拝する信仰を何というか。
- 超自然的な存在や神秘的な力の助けを働かせ、災いをのがれたり豊かな自然の恵みを祈願したりする行為を何というか。
- 生殖・収穫を祈るために用いたとされ、多くは女性をかたどった。風習を示す遺物である土製品を何というか。
- 通過儀礼である成人式の際などにおこなわれたと考えられる。犬歯・門歯を抜く風習は何か。
- 死者の四肢を折り曲げて葬る埋葬形式を何というか。
【解答】縄文時代の問題
【問1】
(1)港川人
(2)打製石器
(3)新石器時代
(4)相沢忠洋
(5)岩宿遺跡
(6)石棺
【問2】縄文時代は、木の実の煮沸やあく取り、弥生時代は米や穀物の煮炊きで土器を必要とした。
【問3】
- 貝塚
- 大森貝塚
- 骨角器
- 竪穴住居
- 三内丸山遺跡
- 黒曜石
- アニミズム
- 呪術
- 土偶
- 抜歯
- 屈葬
【要点】縄文時代
完新世になると、日本列島に住む人びとも大きく変わり、縄文時代がおこる。縄文文化の時代の人びとは、狩猟や採取の他に、栽培や漁労などもおこなった。漁労が発達した証拠として、今も各地に貝類の堆積層である貝塚が残る。日本で近代科学としての考古学は、1877年、アメリカ人のモースが東京都にある大森貝塚を発掘調査したことに始まる。
縄文時代道具
釣針・鉛・やすなどの骨角器とともに石錘・土錘がみられるので、網を使用した漁法もさかんにおこなわれていたことを示している。縄文人たちは地面を掘りくぼめ、その上に屋根をかけた竪穴住居を営んだ。青森県の三内丸山遺跡からは、集合住居と考えられる大型の竪穴住居が発見されている。
長野県和田峠などで産出される黒曜石といった石器の原材料や、ひすいなどの分布から広範囲での交易がおこなわれていたことがわかる。 1
縄文時代風習
縄文人たちは、あらゆる自然物や自然現象に霊威が存在するアニミズムという考えをもっていた。これを示す遺物には、石棒や女性をかたどった土偶などがある。
縄文時代生活
縄文時代の生活は、いくつかの道具の出現、技術の革新によって特徴づけられる。第一は土器の出現で、森林が変化して植物性食物が増加し、食物の煮沸や調理をするために考案されたらしい。またトチやドングリは、あく抜きをしなければ食べられないが、その技術は縄文前期には広まった。植物性食物の採取は重要で、クリ・クルミ・トチ・ドングリなどの木の実やヤマイモなどの根菜は、主食となった。
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