【高校英文法】先行詞と関係詞が離れる時のパターンについてまとめています。関係詞を使った英文を読んでいると、「あれ?先行詞がどこにあるのかわからない…」と感じたことはありませんか? 特に、先行詞と関係詞が離れてしまうパターンは、高校英文法でもつまずきやすいポイントのひとつです。しかし、よく出るパターンを押さえておけば、長文読解や英作文でもスムーズに対応できるようになります。
本記事では、先行詞と関係詞が離れるパターンの仕組みや頻出例を詳しく解説し、スムーズに理解するための攻略ポイントを紹介します。苦手意識を克服して、確実に得点できるようにしましょう!
先行詞と離れた関係詞
先行詞と関係詞が離れているときがあります。つまり、先行詞と関係詞の間に様々な他の要素が入り込むということです。大きく4つのパターンがあります。
先行詞(主語) + 短い述部 + 関係詞節
- The day will soon come when man can travel to Mars. (訳:人類が火星に行ける日がやがて来るだろう)
There is 先行詞 + 場所の副詞句 + 関係詞節
- There was something in her voice that made me feel uneasy. (訳:彼女の声には私を落ち着かなくさせる何かがあった)
【注意】(訳:私を落ち着かなくさせる彼女の声)と訳してはいけません。
先行詞 + 形容詞句 + 関係詞節
「先行詞 + 形容詞句」全体を関係詞節が修飾していると考えればよいです。
- I wrote down every phrase in his speech that he stressed. (訳:彼の話の中の、彼が強調した言葉をすべて、私は書き留めた)
先行詞 + 関係詞節Ⅰ + 関係詞節Ⅱ(関係詞の二重限定)
形容詞句の代わりに関係詞節が来たものと考えればよい。
- Is there anyone (that) we invited who hasn’t come yet? (訳:私達が招待した人でまだ来ていない人はいますか)
これらの場合、目的格の関係代名詞が使われていても、先行詞が直前にないため省略できない。この最後のパターンの例文の初めの関係詞節のthatは先行詞の直後にあるのでもちろん省略できる。
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