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【大学入試小論文対策】医学部志望生が知っておきたい重要用語・頻出テーマ一覧

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医学部入試の小論文では、医学的知識だけでなく、社会問題や倫理観についての理解力も問われます。特に「医療倫理」「生命尊重」「SDGsと医療」などのテーマは頻出であり、基礎的な用語理解が合否を左右することも少なくありません。本記事では、医学部志望者が押さえておくべき重要用語と小論文テーマを一覧形式で整理し、効率的な対策方法を解説します。

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医学部志望生が知っておきたい重要用語一覧

時事的な用語を中心に、小論文や面接で問われることも多い用語を解説。

臓器移植

臓器移植が問題になっている。臓器を移植すれば助かる人がいるのだから、臓器移植を進めるべきではあるが、脳死という問題がからんでいるために、それほど簡単ではない。脳死とは、心臓停止前に脳が死亡した状態のことだ。脳死に陥るとほぼ百パ ーセント心臓停止する。心停止後では、臓器が死んでしまうので、移植しにくい。移植手術には、脳死を人の死と認めることが必要だ。最近やっと、日本でも臓器の提供を申し出ている人に関しては、脳死を死と認めるという法律が決まった。

<関連法案>
■臓器移植法
1997年に施行され、日本における脳死の法的基準を定めています。この法律は、脳死の確認がなされた場合に臓器提供が行えるようにするために制定されました。

臓器移植法では、脳死の定義や確認基準、手続きなどが規定されています。重要なのは、臓器提供には患者や家族の同意が必要であり、その際には情報提供や十分な説明が行われることです。臓器提供は患者や家族の意向を尊重することが原則となっています。

脳死の問題点

脳死判定が果たして正確に行れるかという心配がある。脳死を認めると、医師が重症患者の治療に力を入れず、臓器移植をしたがるのではないかと心配される。脳死の人を最終的に死なせる権利が、医師にあるのかどうかも、議論の対象になっている。しかも、臓器移植が行われると、人間を品とみなし、臓器の売買にまで広まる恐れがある。そうならないように、十分に注意して、法律を整え、脳死判定を厳密に行ったうえで、臓器移植を考える必要がある。

インフォームド・コンセント

現在の医療でもっとも議論されている のが「インフォームド・コンセント」 だ。医師は患者に対して勝手に治療するのではなく、治療の意味や薬の役割を説明し、それに患者が同意して初めて治療 ができるという医療原則をこの言葉は表している。この考えは、医師が偉くて患者は奴隷という関係を改めて、病気の主役は患者であって、医師は患者を補佐する役割にすぎないという考えを築くことになる。したがって、これまでよりも患者本位の 医療が可能になるはずだ。ただし、この制度を採用するには、告知が前提になる。癌などの末期の患者の場合、現在、日本では医師が患者に事実 を告げることはあまりない。だが、事実を告げ、すべての情報を説明して治療にあたってこそ、「インフォームド・コン セント」は成立する。そうした場合の対応をこれから考えていく必要がある。

テーマ例
患者の自己決定権と医師の判断のバランスについて論じなさい。
インフォームド・コンセントの徹底は医療現場でどのような課題を生むか。

QOL(Quality of Life)

生活の質。単に寿命ではなく、健康で充実した生活が送れるかを評価する概念。

テーマ例
・高齢者医療においてQOLを優先すべきか議論しなさい。
・医療技術の発展とQOL向上の関係を論じなさい。

医療格差

社会経済的な要因や地域差による医療へのアクセスの不平等。

テーマ例
・医療格差を解消するための政策を論じなさい。
・医療格差が健康寿命に与える影響について議論しなさい。

終末期医療(ターミナルケア)

回復の見込みがない患者に対して、苦痛の軽減や尊厳を重視する医療。

テーマ例
・終末期医療における延命治療の是非を論じなさい。
・ターミナルケアにおける家族の関わり方について議論しなさい。

EBM(Evidence Based Medicine)

科学的根拠に基づき、最適な医療を提供する考え方。

テーマ例
・EBMを重視することによる医療現場のメリットとデメリットを論じなさい。
・個別の患者に合わせた医療とEBMの関係について議論しなさい。

感染症と公衆衛生

感染症予防・拡大防止のための社会的・行政的取り組み。

テーマ例
・COVID-19の対応から学ぶ公衆衛生の重要性を論じなさい。
・個人の自由と感染症対策のバランスについて議論しなさい。

予防医療

病気の発症前(一次)、早期発見(二次)、合併症防止(三次)などの取り組み。

テーマ例
・予防医療の普及が医療費に与える影響を論じなさい。
・個人の生活習慣と予防医療の関係について議論しなさい。

自己決定権

個人が自分の生き方などについて自由に決定する権利を、自己決定権といい近年重視されるようになった。医療に関して、医師は、治療法や使用する薬物について、患者に説明する義務がある。

また患者の同意を必要とするという考え(インフォームド=コンセント)や末期患者が、 本人の意思で、必要以上の延命治療を拒否し、自然な死をむかえる尊厳死、末期患者の苦痛からの解放のため生命を断つ安楽死などの問題に伴って注目されている。

医療の専門化

現在、医療が専門化して、専門 以外の病気はわからずに他の病院に回されるという事態が起こっている。それを防ぐには、一般医がかかりつけの医者として日常的に患者を診療し、少しでも異常があれば門医に紹介状を書く制度を確立すべきだ。

遺伝子治療

遺伝子を治療するというのは、生命そのものの根源まで立ち入って、その人そのものを変えてしまうことを意味する。それが無制限に使用されないような歯止めが必要だ。

遺伝子療法

遺伝子療法は、遺伝子の欠陥や異常を修復し、疾患を治療するために使用される治療法です。異常な遺伝子を正常な遺伝子で代替するか、正常な遺伝子を患者の体に導入して治療を行います。

尊厳死

延命治療をしないで、人間らしい死を選ぶことを求めること。自分の治療に関しては、自分に決定権があるという考え方が広まっている。

CRISPR-Cas9

CRISPR-Cas9は、遺伝子の編集技術の一形態であり、特定の遺伝子を精確に修正、変更、または取り除くことができます。これは革新的で効率的な方法として注目されています。

人工知能(AI)と医療

人工知能は医療分野でも広範に利用され、診断、治療計画の立案、患者のモニタリングなどに活用されています。機械学習やディープラーニングなどの技術が進化し、新しい医療手法の開発を可能にしています。

再生医療

再生医療は、細胞、組織、または臓器の損傷や機能の喪失を修復するために細胞や生体材料を使用する医療分野です。幹細胞療法や組織工学などが再生医療の一環として注目されています。

バイオマーカー

バイオマーカーは、生物学的プロセスや疾患の存在、進行状況を示す分子や物質です。これらは診断、治療効果のモニタリング、疾患の進行予測などに使用され、個々の患者に合わせた治療法の開発に寄与しています。

プライマリ・ケア

身近にあり、何でも相談にのってくれる総合的な医療

死因

日本人の死因の1位は悪性新生物(がん)、2位は心疾患、3位は老衰、4位は脳血管疾患(脳卒中)、5位は肺炎。これら上位五疾患で死因の七割近くを占める。一方、世界を見渡せば、医療水準の低い途上国での死因は依然として感染症が多い。世界保健機関(WHO)の調査によれば、低所得国の死因10位以内のうち半分以上は感染症。肺炎、胃腸炎(下痢症)、マラリア、結核、HIV感染症など。

日本人の15歳から39歳までの死因第一位は自殺であることもおさえておきたい。

医療AI

医療AIとは、AI(人工知能)の仕組みを医療現場に取り込んだもの。 医療現場では、診断、治療法や薬剤の選択など多くの判断が求められるため、医療AIの導入によって、より正確な判断が下せるようになったり、医療現場における人員不足による業務負担の軽減に役立ったりすることが期待されている。

ゲノム医療

ゲノム医科学研究の目覚ましい進歩により、病気と遺伝情報のかかわりが急速に明らかにされつつ昨今、その結果をもとにして、より効率的・効果的に病気の診断と治療などを行うのがゲノム医療。ゲノムとは、遺伝子「gene」と、すべてを意味する「-ome」を合わせた造語で、DNAに含まれる遺伝情報全体を指す。

再生医療

自分の身体から幹細胞という特殊な細胞を取り出して増やし、目的とする組織や臓器などにしてから、もとの身体に移植する方法などで行う医療。損傷した臓器や組織の自己再生能力を活性化することで失われた機能を回復させる医療ともいえる。最近では、iPS細胞を使った再生医療にも注目。

エッセンシャルワーカー

エッセンシャルワーカーとは、人々が日常生活を送る上で、なくてはならない仕事に従事する労働者を指します。コロナ禍で社会の機能を維持するために欠かせない存在として注目されるようになった。医師や看護師、薬剤師など医療に従事する人々は、コロナ禍のような非常事態でも、人手不足や待遇の悪化、業務上のリスクにさらされながら、最前線で現場労働を提供しなければならないエッセンシャルワーカーの代表的な例。エッセンシャルは、必要不可欠という意味。

オンライン診療

オンライン診療とは、情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)のうち、医師が患者さんと離れた場所からリアルタイムで診療を行うもので、スマートフォンやタブレットなどを用いて、病院の予約から決済までをインターネット上で行う診察・治療方法

フェムテック

フェムテックは「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、生理や妊娠、不妊治療、更年期障害などに関連した女性が抱える課題の解決や、生活の質向上につながる製品やサービスの総称。

チーム医療

チーム医療とは、一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たること。それぞれの専門性をもとに、高い知識と技術を発揮し、互いに理解し目的と情報を共有して、連携・補完しあい、患者のその人らしい生活を実現するための医療。

地域医療

都市部と地方、または医療過疎地における医療提供体制。

テーマ例
・医師不足地域での医療体制改善策を論じなさい。
・地域医療の充実が住民の健康に与える影響を議論しなさい。

国際医療協力

災害医療や途上国支援など、国境を超えた医療支援活動。

テーマ例
・国際医療協力の意義と課題を論じなさい。
・災害医療における国際連携の重要性について議論しなさい。
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医学部でよく出題される小論文テーマ一覧

小論文をはじめ、面接でも問われたときに、自分なりの意見を言えるといいでしょう。

医師にとって最も重要な資質とは何か

(例1)医師にとって、専門知識と人間性のどちらがより重要か、具体例を挙げて論じなさい。
(例2)患者との信頼関係を築く上で、医師に最も求められる資質は何かを考察しなさい。
(例3)現代社会において、時代とともに医師に必要とされる資質はどのように変化しているか論じなさい。

尊厳死や安楽死を認めるべきか

(例1)尊厳死や安楽死の是非について、生命倫理の観点から賛否を論じなさい。
(例2)日本において安楽死を認めるべきか、社会的影響を踏まえて議論しなさい。
(例3)尊厳死や安楽死に対する家族・医療者・患者本人の立場の違いについて考察しなさい。

少子高齢化社会における医療制度の課題

(例1)少子高齢化が医療制度に与える最大の問題は何かを具体的に論じなさい。
(例2)少子高齢化社会において医療費増大を抑えるにはどのような方策が有効か論じなさい。
(例3)高齢者医療と若年世代の負担の公平性についてあなたの考えを述べなさい。

感染症拡大における個人の自由と社会的規制のバランス

(例1)感染症流行時において、個人の自由と社会的規制のどちらを優先すべきか論じなさい。
(例2)ロックダウンや外出制限などの感染症対策は、人権との関係でどのような問題をもたらすか考察しなさい。
(例3)感染症拡大防止のために、国や自治体はどこまで個人に介入できるかを論じなさい。

医療AIの導入は人間の医師を代替できるか

(例1)医療AIの発展は、医師の仕事をどの程度まで置き換えられるか論じなさい。
(例2)医療AI導入の利点と欠点を挙げ、今後の医療現場の姿を考察しなさい。
(例3)医師とAIの役割分担はどのようにあるべきか、あなたの意見を述べなさい。

医師不足を解決するために必要な政策

(例1)医師不足を解消するために、国や自治体はどのような政策を実施すべきか論じなさい。
(例2)地域医療における医師不足を解決するために、医学生や若手医師にどのような支援が必要か考察しなさい。
(例3)医師不足問題を解決するために、AIやICTの導入は有効かどうか論じなさい。

チーム医療における医師の役割

(例1)チーム医療において、医師はどのようなリーダーシップを発揮すべきか論じなさい。
(例2)チーム医療における医師の役割と限界について考察しなさい。
(例3)チーム医療を円滑に行うために、医師が他職種とどのように連携すべきか論じなさい。

医療と経済格差の関係

(例1)経済格差が医療アクセスに与える影響について論じなさい。
(例2)医療格差を是正するために、どのような社会的取り組みが必要か考察しなさい。
(例3)経済的に恵まれない人々にも質の高い医療を提供するために必要な仕組みを論じなさい。

意義・理想像

(例1)医学が大きな発展を遂げている現代日本において、「未病を治す」ことの意義についてあなたの考えを述べよ。
(例2)筆者の意味する「まともな」医者とあなたの考える「まともな」医者の共通点と相違点を述べよ。
(例3)著者の考え方は、医療の現場にどのように生かしうると思われるか自由に論じよ。
(例4)欧州では女性医師の割合が40%を超えているが日本では約20%である。また、近年の医師国家試験合格者の男女比を見ると女性は男性の約1/3である。欧州のように女性医師の割合を増やすにはどのようなことが必要か、あなたの考えを述べよ。
(例5)誤薬の発生をできるだけ減らすためには、どうするのが良いと考えるか。あなたの意見を述べよ。
(例6)基礎医学研究の重要性について、将来、医師を目指しているあなたの考えを述べよ。
(例7)医師によって行われた安楽死について述べた文章を読み、患者本人および家族の立場を考慮した上で、あなたが医師だったらどうするか、その根拠を示した上で述べよ。
(例8)あなたが医師になったとき、「恐怖」とどのようにつきあうべきだと考えるか、理由とともに述べよ。

先端医療

(例1)文章を読んで、遺伝子検査の医学への応用についてあなたの考えをまとめよ。
(例2)近年、医学の分野にもArtifical intelligence(AI)の活用の波が押し寄せている。このような状況に対するあなたの考えを、本文の内容と関連づけて述べよ。
(例3)ゲノム編集技術に期待されることおよび中国でゲノム編集技術を使って双子を誕生させた医師の行為について、あなたの意見を述べよ。

少子高齢化

(例1)高齢ドライバーによる交通事故について述べた文を読み、高齢者が運転する理由(必要性)、高齢者の権利、事故を起こさないための対策について、あなたの考えを述べよ。
(例2)日本における男性の育児休暇取得の現状と男性の育児参加を促進する必要性について、著者の主張に対して賛成する点と反対する点を挙げ、それをふまえてあなたの考えを述べよ。
(例3)超高齢化が進む日本で、これまでの病院完結型の「治す」医療から、地域で治し支える「在宅医療」を推進するため、「地域包括ケア」の重要性が指摘されている。この実現には、医療・福祉チームの連携が欠かせない。このような多職種間の連携の重要性について、あなたの考えを述べよ。
(例4)高齢者が「一人暮らし」であっても、その高齢者が住み慣れた街で健康的に過ごすために、個人や社会は、それぞれどのようなことができると思うか。考えを述べよ。

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メールのやり取りだけ学べる「大学入試小論文講座」です。数々の難関大学に合格させてきた、プロの講師が添削を行います。それぞれ個別の志望大学・学部に合わせて課題が与えられます。総合型選抜、学校推薦型選抜(指定校・公募制)、一般入試などに対応。添削・講評は、24時間以内に返却されます。
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