【高校世界史】宗教改革の要点ポイントです。
宗教改革
ローマ教皇が大聖堂改築の費用を集めるため、免罪符を売り出しました。
- 宗教改革…ルター(ドイツ)やカルバン(フランス)が宗教改革を始める。
- プロテスタント…カトリック教会に反対して改革を集める人々。
- イエズス会…カトリック教会内部で立て直しを目指す人々。
- 免罪符…財政難に苦しむローマ教会やローマ教皇は、サン=ピエトロ大聖堂の改築費を集めるという名目で、農民に重税をかけたり、免罪符(贖宥状)を発行したりした。この免罪符を買えば罪が許され、天国に行けると教えたため、市民や農民の間に批判が高まった。
ルター
- ルターの反発…分裂状態のドイツにカトリック教会の搾取が集中→教皇レオ10世が着状を販売→1517年、ルター「95か条の論題」を発表し批判。聖書中心主義と信仰至上主義を主張。
- ルター破門…皇帝カール5世に追放される。新約聖書のドイツ語訳。
- ルター支持…ドイツ農民戦争→シュマルカルデン戦争→1555年のアウクスブルクの和議で、諸侯のルター派信仰を認める。
カルヴァンの改革
1541年、フランス人のカルヴァンはスイスで宗教改革を行い、「信御にもとづいて職業にはげみ、貯蓄に努めることが 神の心にかなう」と説いた。この教えは、新興の商工業者の 多いフランス・イギリス・オランダなどに広がっていった。
- ツヴィングリの改革運動…1519年チューリヒで始める。
- カルヴァンの改革…16世紀半ば、フランス人カルヴァンがジュネーヴで新教的市政をしく。予定説。禁欲的な職業生活→富の蓄積を認める。
- 各地のカルヴァン派…フランス(ユグノー)・オランダ・イギリスなどに広まる。
イギリス国教会の成立
- 首長法…テューダー朝ヘンリ8世が教皇と対立→国内の教会を支配。
- 統一法…メアリ1世が旧教に復した後、エリザベス1世は統一法でイギリス国教会を確立。
カトリック教会の革新(対抗宗教改革)
トリエント公会議で教皇の至上権を確認。
イグナティウス=ロヨラらイエズス会創設→新大陸・アジアに布教。フランシスコザビエルは日本に。
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