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総合型選抜入試【講義型レポート】の書き方と合格のコツ|例文付き解説

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総合型選抜(AO入試)では、大学ごとにさまざまな試験形式が採用されていますが、その中でも「講義型レポート」は、講義を受けた上で自分の考えを論理的にまとめる力が求められる重要な試験です。

「どうやって講義の内容を整理すればいいのか?」
「論理的な文章を書くにはどうすればいい?」
「評価されるレポートの構成や表現のコツは?」

このような疑問を持つ受験生のために、本記事では 講義型レポートの書き方のポイント を分かりやすく解説し、合格を目指すための 具体的な対策や例文 も紹介します。しっかりと準備をして、志望校合格への一歩を踏み出しましょう!

九州大学共創学部や慶應義塾大学法学部、熊本大学共創学環の志望生から質問の多い講義型レポートおよび小論文の書き方についてです。九州大学共創学部や慶應義塾大学法学部、中央大学法学部などでは、講義を受けたそのうえでのレポート作成、また小論文のうち要約型の論文の形式をとる大学も増えてきています。
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講義型レポート・要約型論文の書き方と実践ポイント

大学入試の総合型選抜や授業課題でよく出題されるのが「講義型レポート」や「要約型論文」です。これらは単なる感想文ではなく、与えられた講義や課題文を整理・要約し、その上で自分の考えを論理的に展開することが求められます。

講義型レポートは、まず講義内容を正確にまとめることから始まります。その際、大学や出題形式によって字数制限がある場合と無制限の場合があります。無制限だからといって長く書けば良いわけではなく、情報を取捨選択し、要点をわかりやすく伝える力が評価されます。また、単なる要約にとどまらず、「自分の考え」や「具体例」を組み合わせて展開する形式がほとんどです。

つまり、問われているのは「読解力」だけでなく「論理的思考力」と「表現力」。この3点を意識することが合格や高評価につながります。

論文・講義の展開パターンを理解する

論文・講義の展開パターンを理解する
講義や論文には展開パターンがあります。

  • 序論→本論→結論:最も基本的な三部構成
  • 問題提起→分析→解決策提示:課題解決型
  • 現状→課題→改善案→まとめ:改善提案型
  • 比較→対照→評価→結論:比較検討型

そのほかには、

  • 結論(主張) → 理由(説明) → 簡単なまとめ
  • 簡単な主張 → 理由(説明) → 結論(主張)

いずれも「意見」→「説明」→「意見(まとめ)」といったサンドイッチ型の構造です。特に講義の場合は、前半は説明中心、後半に向かうにつれて講義者の主張や結論が色濃く示される傾向があります。この流れを把握しておくと、どこに重点を置いて要約すべきか見極めやすくなります。

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実際の課題文の要約例

実際の課題文の要約例
以下は、慶應義塾大学の「課題レポート要約型論文」過去問の一部を例にした要約です。

課題文は「生物多様性」をテーマとした内容でした。

要約すると、

  • 生物多様性は現代の環境問題の中心的テーマだが、その定義は複雑化している。
  • 生物多様性条約では「利用」と「保全」の両立が課題となり、所有権などの対立が生じた。
  • 経済価値が重視される流れの中で、生物多様性は商品化し、地域住民の知的所有権の問題も浮上した。
  • 一方で、地域の人々は経済価値より使用価値や生活とのつながりを重視してきた。
  • 筆者は、生物の相互関係や人と自然との関係性そのものに新しい価値(関係価値)を見出すべきだと主張している。

つまり、「生物多様性を経済的な交換価値や使用価値で測るのではなく、人や自然との関わりの中で新しい価値を築くことが重要だ」という結論です。

要約のコツと注意点

要約のコツと注意点
要約型論文で大切なのは、単に文章を切り貼りするのではなく、「筆者の主張の筋道を、自分の言葉で再構成すること」です。

その他のポイント

  • 接続詞を意識する:「しかし」「一方で」「したがって」などは論理の転換点。必ず押さえる。
  • 段落ごとのキーセンテンスを拾う。特に筆者が強い表現を用いた部分や、独自の定義を示した部分は落とさない。
  • 自分の言葉に置き換えること。コピーや抜き出しは減点対象。

例として、今回の第二段落(条約の問題点)は要約例で省略されがちでしたが、「利用と保全の両立が対立を生む」という部分を落とすと筆者の論旨が弱まります。小さな省略が全体の理解度に直結するので注意が必要です。

よくある注意点
・原文の表現をそのまま写すことの回避
・重要でない具体例の削除
・文字数制限の厳守
・論理的な矛盾がないかの確認

自分の考えをどう盛り込むか

自分の考えをどう盛り込むか
そのほか、要約に続く設問や論述では、「具体例」を通して自分の考えを示すことが期待されています。

今回の課題でいうと、筆者が提唱した「関係価値」をどう理解し、どのように適用できるかを具体的に述べる必要があります。

例えば、

  • 地域農家と都市の消費者を直接つなぐ「産直市」や「顔の見える農産物」は、関係価値を体現する仕組みといえる。
  • 生産者と消費者が互いに顔を知ることで、商品を超えた「信頼」や「共感」が生まれる。これは経済価値だけでは説明できない。
  • 生物多様性の保全も、匿名的な市場だけでなく、地域コミュニティのつながりを基盤とすることが重要になる。

このように、身近な例や社会的な仕組みを提示することで、論文にオリジナリティが加わり、単なる要約から一歩進んだ評価につながります。

成功のポイント
感情的にならず、論理的で説得力のある論証を心がけ、読み手の立場も考慮した balanced な視点を持つことが重要です。
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まとめ|論理性とオリジナリティが鍵

講義型レポートや要約型論文は、出題者が「受験生がどれだけ論理的に物事を整理し、自分の言葉で表現できるか」を測るための課題です。

重要なのは、

  • 論旨の流れを理解し、段落ごとの要点を整理する。
  • 接続詞を意識して論理をつなぐ。
  • 自分の言葉で要約する。

筆者の主張を踏まえた上で、自分の具体例や考えを展開する。

論文には「正解」はありません。あるのは「説得力のある論理」と「伝わる表現力」です。自分なりの視点を持ちつつ、論理性を崩さないように工夫して書くことが、合格・高評価への一番の近道といえるでしょう。

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