総合型選抜(旧AO)・推薦入試|出願書類を書くときの注意点についてまとめています。
出願書類を書くときの注意点
- 下書きをする
- 段落替え
- 学校名を間違えない
- 文体を統一する
- 流行語・略語・マークは使わない
- 話し言葉は用いない
などについて詳しくみていきます。
下書きをする
出願書類は家で仕上げるもの。したがって時間は無制限にかけることができる。だからなるべくていねいな字で仕上げて、誤字脱字などもないようにまとめよう。
段落替え
段落替えのない文章は非常に読みにくい。たくさん言葉を詰め込むほうがよいと判断し、1回も段落終えを行わずにまとめた書類を見たことがあるが、とにかく読みにくい。読み手が読みやすいようにまとめることもアピール術の1つである。
学校名を間違えない
名称に、旧漢字を使っている大学もある。パンフレットなどで正式な漢字を必ず確認しよう。
文体を統一する
「だ・である」(常体)もしくは「です・ます」(敬体)のどちらかに統一する。絶対に混ぜて書いてはいけない。一般に「だ・である」のほうが望ましい。文章に締まりが出るし、敬語の使い分けなどに気を配らずに済む。ただし、「やさしさ」や「謙虚さ」をアピールする必要の ある看護系や社会福祉系の大学や、マナー教育に力を入れている短期大学への提出書類には、「だ・である」では書きにくいと感じる人がいる。そのような人は「です・ます」で書いてもよい。その場合にはなるべくていねい話でまとめ、尊敬語や謙譲語を盛り込みすぎないことがポイントです。
流行語・略語・マークは使わない
仲間うちだけで通じる流行語や若者言葉、方言、略語などは用いてはいけない。どうしても必要なときは、かぎカッコに入れて、あなた自身の言葉でないことを明示して用いる。「!」や「?」などのマーク も本来の日本語ではないので、使わないのが原則だ。
話し言葉は用いない
特に「勉強してる」「日本経済なんか知らなかった」「私だってできる」「本とか読んだ」「なので、私は志望した」などの表現をする人が多いので注意する必要がある。それぞれ、「勉強している」「日本経済など知らなかった」「私でもできる」「本を読んだ」「したがって、私は志望した」 (自分のことは「私」と呼ぶ。自分のことは、男女を問わず、「私」と呼ぶのが原則だ。「おれ」「自分」はもってのほか。 「僕」も感心しない。
マス目のある用紙の場合
- 書き出しと段落の初めは必ずマスあける。段落を替えるとき以外は行替えをしない。
- 必ず機書(学校で習った文字)で書く。くずし字や略字は避ける。
- 1マスに原則として1字を埋める。句読点()やカッコ類も1マス分をとる。
- 行の最初に句読点や閉じカッコを付けない。これらが行の最初にくるときは、前の行のマス目の中におさめる。
- 数字は縦書きのときは、原則として漢数字を用いる。横書き の場合も普通は漢数字を用いるが、数量を言うときには算用 数字でよい。
- 横書きの場合、数字とアルファベットは1マスに2字入れるのが慣用。ただし省略語は1マスに1字入れる。
- 字数制限がある場合にはそれを必ず守る。「1000字以内」あれば、必ず1000 字以内に書く。1字でもオーバーしていけない。
字数制限
「800字から1000字」という場合も字数は、厳守。このような場合は 800 字を少しでも超えていれば構わない。無理に1000字にする必要はない。また「1000字程度」 いう場合には、プラス・マイナス10パーセントが望ましいが、20パーセント程度は許容範囲。「1000字以内」「1000字程度」の場合、少なくとも半分(500字)以上は書いていないと、0点をつけられても文句は言えない。また、「○○字」というときには、ごく特殊な場合を除いて、句読点やカッコ、それに段落替えによって生じた空白も字数に加える。
罫線のみの用紙の場合
罫線のみの用紙の場合にも、基本的には原稿用紙に書くときのルールに従う。特に、書き出しや段落の初めに1字分あけるのを忘れないように注意しよう。
字の大きさに気を付ける
あまりに大きな字で書くと十分な分量を書けなくなる。下書きをして、収めたい内容が全部収まるほどの字の大きさで書くようにしよう。
余白をあまり残さない
罫線の用紙の場合、字数制限を決めていない場合が多いが、かといって、あまりに少なすぎる分量ではよい評価はもらえない。余白はせいぜい全体の5分の1程度に留めよう。
コメント