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【攻略ガイド】高校生のための総合型選抜入試のすべて

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【攻略ガイド】高校生のための総合型選抜入試のすべてです。

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「総合型選抜」とは何か?

総合型選抜入試とは、2021年度入試からAO入試に代わる入試制度です。「学力の3要素」を各大学・学部学科におけるアドミッションポリシーへの合致などを総合的に判断され、合否が出されます。

学力3要素とは
①知識・技能
②思考力・判断力・表現力
③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

その学力の3要素を測る目的として、小論文や面接試験、グループディスカッション、講義に基づく試験、または大学によっては大学入学共通テストも課せられが行われるます。アドミッションポリシーへの合致は、志望理由書や活動報告書などの書類も見られます。

総合型選抜とAO入試

総合型選抜入試は、その前身にあたるAO入試・自己推薦などに似た入試制度になります。AO入試自体は、もともとアメリカで生まれた入試方法で、本来は選考の権限を持つ「アドミッションズ・オフィス」という機関が行う、経費削減と効率性を目的とした入試といわれています。AOは<Admissions Office>の頭文字を取ったものです。

日本では、1990年慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC学部)が、他に先駆けて導入し、各大学が独自のやり方で行っているというのが現状です。ですので、各学校で、AO入試とは別の名称がついている大学もあります。一芸入試など。一般的に、AO入試は、学校長の推薦を必要とせず、書類審査、面接、小論文などによって受験生の能力・適性、目的意識、入学後の学習に対する意欲などを判定する、学力試験にかたよらない新しい入試方法として位置づけられています。

この流れをくむ「総合型選抜」は、従来の入試方式よりも受験生の個性や特性がより多角的に評価されることが特徴です。

選考基準と評価ポイント

学力では測れない個性豊かな人材を求めることを目的としていていますので、学力よりも目的意識や熱意・意欲を重視しています。ですので、多くの大学では、エントリーシート(志望理由)を提出したのち正式に出願させることが普通です。

選考方法は「書類審査+面接」が最も多く、オープンキャンパスで事前面談を行ったり、セミナー受講、レポート作成、研究発表などを合わせて実施する場合もあります。出願・選考方法、合格発表時期は大学によってさまざまですので、これからこのサイトでは、各大学ごとに、その情報を記述していきます。

総合型選抜入試のメリット

  • 単純にチャンスが増加。
  • 倍率は、一般入試に比べ低い。
  • モチベーションが上がる。

以上のようなことが挙げられるでしょう。一般入試の前に、総合型選抜(旧AO)や推薦入試が実施されますので、万が一の結果になっても一般入試を受験することができるので、受験できる回数が多くなります。また、倍率が低いこともあり、合格する可能性は数字上は大きくなります。さらに学力以外の要素も評価してもらえるので、一般入試では自分の学力で難しいとされる大学でも、合格する可能性があります。

最大のメリットは、総合型選抜(旧AO)や推薦入試の準備をする、対策をする過程で、自分の中で志望動機が明確になり、より強い意志で受験に向かえるようになるということでしょう。普段の勉強にも身が入り相乗効果が発揮され、成績が上がるかもしれません。

総合型選抜入試のデメリット

  • 一般入試の勉強と両立が必要
  • 正解が一つでない
  • 具体的な対策が難しい
  • 不合格になると精神的なダメージ

最大のデメリットが、一般入試と合わせた勉強が必要になるので、負担は増加しますね。一般入試だけを狙って勉強している人と比べるとそれだけ、時間的な不利になることも承知しておかなければなりません。

  • 志望理由書の記入
  • 小論文・面接

などの対策は、正解がないため、かなり負担が大きくなります。つまり、やればやるほど、どこまでやればいいのかなどキリがなくなる学生も少なくありません。

また、不合格だった場合には、精神的なダメージは小さくないでしょう。もう1度、その大学を一般入試で受験するのか、回避するのかなど、受験戦略も再考しなければならないでしょう。

面接対策や自己PRの方法

  1. できること<CAN>
  2. したいこと<Want>
  3. 人柄<Character>

と3つのことを意識しましょう。3つについて、深堀りしていきます。

できること<CAN>
Canとは、あなたがこれまでに身につけたスキル・経験のことを指します。Canを見ることで大学は今のあなたの価値を推し量っています。スキルでわかりやすいのは、資格の取得や部活動の戦績が主になります。その上で、どんな経験を重ねることができたのか、明確に言えると完璧です。

したいこと<Want>
Wantとは、将来のあなたの価値と言い換えることができるでしょう。その大学でどんなことをやりたいのか、どういう生き方をしていきたいのかを聞くことで大学とマッチするかを判断します。あなたのしたい事が、その大学でできるうるのか、大学は判断しているということになります。せっかく入学できても、その大学でやりたいことができなかったら、あなたにとっても望ましいことではないでしょう。つまり、大学の面接は、あなたとの相性を見極めるテストといっていいでしょう。

人柄<Character>
最後にCharacterとは、あなた自身ことで、大学での学習環境・校風とマッチしているかを判断しています。「面接で自分を偽らない方がいい」と言われるのは、自分のCharacterとマッチしていない大学に入学してします恐れがあるからです。

面接の際にはこの3つのポイントを意識して話すようにしましょう。また、面接官はCan、Want、Characterのそれぞれに一貫性があるかも見ています。明確な目的や理由を説明できれば問題はありませんが、自分の主張に一貫性があるかも面接前にチェックしています。

どのような人が合格しやすいか?

何といっても、「私はこの大学に入り、この研究をするんだ!」という熱い気持ちをもって面接に臨むことが重要です。この熱い気持ちというものは、面接の練習をすればするほど薄くなってきてしまうものです。

まずは、この大学に入りたいと思った初心に立ち返り、面接ではそれを訴えるようにしましょう。面接官にもその思いはきっと伝わります。

抑揚をつける
志望動機などを一言一句覚えている生徒に多いのが、発言に抑揚が無いことです。まるで、原稿を棒読みしているような印象を受けますし、重要な個所が面接官の頭に入りません。

逆に面接官は、あなたが話している発言の要点を探しながら聞かないといけないので、面接官への負担も大きくなります。また、あなたが本当に伝えたいことが伝わらず、誤ったメッセージを面接官が受けとってしまう可能性も十分にあり得ます。

そうならないためにも、強調したいところでは大きな声でスピードを落として話すなどの、緩急をつけた抑揚ある話し方をすることが大切です。これは練習が必要で、自分では抑揚をつけて話しているつもりでも、実際にビデオ撮影をしてみてみると、全然抑揚がついていないことが多々あります。

抑揚をつけるポイントは、いつも強調している感じの更に2倍の力で強調することです。はじめは、「こんなに極端でいいのか?」と恥ずかしさもありますが、それくらいでちょうどいいのです。また、ビデオ撮影も必ず行い、どんなふうに聞こえているのかの確認も忘れずに行ってください。

抑揚をつけるもう一つのポイントは、原稿を丸暗記するのではなく、要点だけを覚えて、あとは自分の言葉で話すことです。スラスラと言えなくて結構です。自分の口が紡ぎ出す一つ一つの言葉にこそ魂が宿るのです。

ボディランゲージ
面接で質問に答えるとき、身動きを一切せず回答してしまうと面接官に緊張感を与えます。質問に何とかわかりやすく応えたいという気持ちがあれば、つい身振り手振りが出てくるものです。自分の気持ちを精一杯伝えるためにもボディランゲージも意識してみましょう。

背筋をしっかりとのばし、大きく手を振って説明すると誠実さが伝わります。このときに注意するのが、マイナスのボディーランゲージです。次のボディランゲージはしないように注意してください。

  • 指をさす
  • 腕を組む
  • 顔をさわる
  • 手混ぜをする
  • 足をもじもじする
  • 顎を突き出す

これらは、不安や緊張、自信のなさを表す仕草であり、面接官にマイナスの印象を与えかねません。

間の大切さ
そして最後に「間」を意識しましょう。流暢に、息次ぐ暇もないように話してしまうと、全然あなたの熱意が伝わりません。言葉にはリズムというものがあります。言葉の発音や、ストーリーの流れなどを脳が解釈し、仮説を立てながら人は話を聞いています。

その時間を有効に使うためにも「間」を空けることが効果的です。を置くことで、面接官の注意を引きつけ、次の言葉に注目を集める効果があります。それだけでなく、面接官が内容を理解する大切な時間にもなります。

では、どこに間を置けばいいのでしょうか。それは、あなたが重要だと思う言葉を伝える前です。ここに間を置くことで、あなたの伝えたいことはきっと面接官に伝わります。

総合型選抜入試する受験生へのメッセージ

総合型選抜入試は、あなたが持つ多彩な能力や個性を発揮するチャンスです。成績だけでなく、あなたの総合的な力や人物像が評価されます。自信を持って、自分の強みをアピールしてください。

準備は大切ですが、ただ成績を追い求めるだけでなく、自己表現やコミュニケーション能力を磨くことも忘れずに。そして、面接やエッセイでの自己PRには、率直な自分を表現することが重要です。失敗や不安もあるかもしれませんが、それらを乗り越える経験こそが成長につながります。

最後に、自分自身を信じて、挑戦を楽しんでください。あなたの可能性は無限大です。成功を祈っています。

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