【高校倫理】ベーコンの思想

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【高校倫理】ベーコンの思想についてまとめています。

ベーコン

ベーコン(1561 ~ 1626)は、イギリス経験論の祖とさ れる。主著には、『学問の進歩』『ノヴム=オルガヌム(新機関)』『ニュー=アトランティス』がある。 1知は力なり ベーコンは、従来のスコラ哲学のような学間は少しも実際の役に立たないと批判した。ベーコンは「知は力なり」と説き、自然についての正しい知識を得ることこそ、自然を支配する力となり、ひいては人類の福祉の向上に役立つとした。そのためには、あるがままの自然を観察してその仕組みを理解し、自然法則を把握しなければならない。そしてその法則に従い、それを応用することによってはじめて自然を支配できる。その意味でベーコンは、次のように述べた。「自然は服従することによってでなければ、征服されない。」つまり、自然をありのままに観察して 自然法則を把握する。自然法則に従うことによりはじめて自然を支配できる。

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4つのイドラ

人間には自然をありのままに観察することを妨げる多 くの偏見や先入観があるとベーコンは言う。ベーコンはこうした偏見や先入観をイド ラ(幻影)と呼んだ。

帰納法

これらのイドラを排除した上で、あり のままの自然から一般的な原理や法則を導き出すための方法として、ベーコンは帰納法を唱えた。帰納法は、観察や実験によって多くの事 例を集め、それらの事例を比較・検証して、そこに共通する一般的な原理や法則を発見する方法である。 ベーコンが唱えたこのような方法は、近代科学の方法論として欠かせないものであり、その発達に大きな役割を果たした。

近代哲学の誕生

16~18世紀、近代科学が大きな成果を上げる中で、人間が自然を理解するとはどのようなことか、あるいは自然を理解する人間の能力とは何かといった 問題について、根本的な問い直しが求められるようになった。そして当時のヨーロッパ人にとって重大なことがらであった、人間と自然そして神との関係を再検討する中から、近代哲学が誕生した。近代哲学は、知識 の源泉をどこに求めるかによって、次の経験論と合理論に分けられる。

経験論

経験論とは、人間の知識の源泉を感覚的な経験に求める考え方である。主にイギリスで展開されたので、イギリス経験論ともいう。

合理論

合理論とは、人間の確実な知識の源泉を理性の働きによる思考に求める考え方である。主にヨーロッパ大陸で展開され、大陸合理論ともいう。

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