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大学入試小論文の解答例|異文化理解の重要性と書き方ポイント

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大学入試小論文で問われる「異文化理解」は、グローバル化が進む現代社会でますます重要なテーマです。本記事では、異文化理解についての具体的な解答例を示すとともに、効果的な書き方のポイントを解説します。初めて小論文を書く方でも、構成や論理の組み立て方を学べる内容です。

【課題文要約】美食国家と言われるイタリアだが、この国のパンは美味しくないと感じた人は少なくない。一方で日本のパンのレベルは高いのだ。イタリアは古代ローマの時代のように飽食の領域にも到達するほど食文化が栄えたからこそパンが主食になり損ねた。パンの美食国の1番は日本であり、このことは海外で生まれたものを高いクオリティーで作る日本のこだわりの職人気質から来ている。

【問題】日本は異文化をどのように取り入れ、発展させてきたか、あなたの考えを述べよ。(600字)

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大学入試小論文で「異文化理解」の重要性を論じる際の書き方ポイント

序論:テーマの提示

序論:テーマの提示

書き方ポイント
・「異文化理解とは何か」を簡潔に定義する
・現代社会との関連性を示す(グローバル化、多文化共生など)

例「異文化理解とは、異なる文化的背景を持つ人々の価値観や習慣を尊重し、共に社会を築く能力である。現代社会では国境を越えた交流が増え、この能力がますます重要となっている。」

2. 本論:理由・具体例

2. 本論:理由・具体例

書き方ポイント
・理由を明確に述べる→例:異文化理解は国際協力やコミュニケーションに不可欠
・具体例を挙げる(個人的体験、ニュース、国際イベントなど)→例:留学経験や外国人との交流を通じて文化の違いを理解した経験
・メリットを示す(誤解や衝突の回避、視野の拡大、創造的な問題解決力の向上)
3. 結論:まとめ・自分の考え

3. 結論:まとめ・自分の考え

書き方ポイント
・本論で示した理由を簡潔にまとめる
・今後どのように異文化理解を活かしたいか述べる

例「異文化理解の重要性を理解することで、異なる価値観を尊重し、共に社会を発展させる力が養われる。私は今後も異文化交流の機会を通じて、この能力をさらに高めたい。」

4. 注意点

4. 注意点

  • 曖昧な表現は避ける(「大事」「必要」だけで終わらせない)
  • 自分の経験や具体的事例を1つでも入れると説得力が増す
  • 論理の流れは「序論 → 本論 → 結論」の三段構成を意識
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異文化理解についての小論文の解答例(ある人の例)

日本人は、他国から取り入れた文化や技術を独自に改良し、高い水準に発展させてきた歴史を持つ。これには、日本人特有の丁寧さや職人気質が深く関係していると考えられる。本稿では、カレーとデニムの例を通じて、日本人が異文化をどのように受容し発展させてきたかを考察する。

まず、カレーを例に挙げる。カレーは、インドやイギリスから明治時代に日本へ伝わった。当時、イギリスのカレーはカレー粉を使ったものが主流であり、インドのカレーは液体状で香辛料が効いたものであった。一方で、日本ではこれらの文化を基に、日本人の味覚や生活スタイルに合わせたとろみのあるカレーを開発した。このように、日本人は単に異文化を受け入れるだけでなく、職人気質を活かし、より多くの人々に親しまれる形へと進化させてきたのである。

次に、デニムを例に考える。もともと日本では、着物が主流の服装であったが、アメリカのデニム文化が日本に浸透すると、日常的にデニムを着用する人が増加した。しかし、着物文化が衰退することを懸念する企業も現れた。こうした企業の中には、デニム素材を使用した着物を開発し、現代のファッションとして着物を取り入れる試みを行う例も見られる。このような取り組みは、日本人が異文化を積極的に受容する一方で、自国の伝統文化を守りつつ新たな形で発展させる姿勢を示している。

以上のように、日本人は異文化を受け入れると同時に、独自の改良を加え、その文化を高めてきた。この背景には、丁寧さや職人気質があり、人々の多様な嗜好に応える柔軟性が備わっているといえる。今後も日本が異文化との融合を進めると同時に、自国文化を大切にしながら発展していくことを期待したい。

【一般論】異文化の地理的条件と政治的条件

今回の場合の一般的な例として、「地理的条件」と「政治的条件」の背景(視点)が大事になってきます。

【地理的条件】島国であり、かつ江戸時代には鎖国もしていたこともあって、外国(海外)の文化を取り入れる機会がなく、日本は独自の文化を発展させていった。(歌舞伎や能、絵画、和服など)

【政治的条件】それが、ペリー来航をきっかけに、開国することで、否が応でも、外国の文化が入ってきた。欧米(インドも含む。その当時、イギリスの植民地)諸国は、自分たちの物を日本に輸入することで儲けた(経済を発展させ、その利益で軍事力を強化。世界大戦などへつながっていく。)。日本は、自国より進んだ技術や文化にびっくりする。このままでは、外国に飲み込まれてしまう(植民地になる)ということで、国をあげて、軍事、文化が急速に発展させていった。

→以上のような背景を簡潔に述べて、文化を発展させることが、日本が生き残る手段だったとして、その中で、職人も育ち、改良・改善を重ね、日本人の嗜好に合った形で食や文化を発展させることにつながったのだというようなことが記述できると説得力は増しますね。

余談ですが、これが経済の発展にもこのことは言えて、資源に乏しい日本は、加工貿易で発展しましたね。
「日本は資源がとぼしく、原油などの燃料資源や工業原料などの大部分を海外から輸入して、それを加工・製品化して輸出する加工貿易を得意として経済成長」→これまであった物(文化・経済・政治など)に手を加えて、改良・進化させることが得意なのが日本と言われていた。身近にあるものの例でいえば、家電製品や自動車がその最たる例。どんどん改良・進化させてきました。

高度経済成長期には、ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれるほどに、日本製品は、世界最高の安全・安心の品質の証となりました。バブル崩壊後の失われた30年(平成元年以降)、日本は衰退の一途をたどっていますが…。

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