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【高校漢文】書き下し文のルール・書き方のポイント・練習問題

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【高校漢文】書き下し文のルール・書き方についてまとめています。

漢文の書き下し文は、古典中国語の文学作品や文書を口語体や現代文に翻訳し、その内容を現代の言葉で書き起こしたものを指します。

漢文の書き下し文の注意点は、日本語には、たくさんの助詞・助動詞があったり、そこに動詞などの活用があったりする点です。また、漢文は古代中国で使われた文語であり、その表現は現代の言葉とは異なる点です。

そのため、漢文の原文を現代の読者が理解しやすいように、現代文に翻訳し書き起こすことが行われます。

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漢文の書き下し文のルール

あくまで、「古文」に書き換える感覚で、書き下していくことで、ずいぶんラクになります。活用も、「文語文法(古語)」にのっとって活用していきましょう。

【1】文語文法に従う。
【2】送り仮名は、歴史的仮名遣いかつ、ひらがなで書く。
【3】日本語(古語)の助詞・助動詞にあたる語は、ひらがなで書く。
【4】置き字は書かない。

【問題】書き下し文の練習問題

次の文章を書き下し文にしなさい。

<文章>
子(し)曰(ハク)。

「学(ビテ)而時習(フ)之(ヲ)。不亦(タ)説(バシカラ)乎。

有(リ)朋自(リ)遠方来(タル)。不亦(タ)楽(シカラ)乎。

人不(シテ)知(ラ)而不慍(ラ)。不亦(タ)君子(ナラ)乎(ト)。」

【解答】書き下し文の練習問題

子曰く、

「学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。

朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。

人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」と。

<訳>
孔子はおっしゃった。

「学問をして機会があるごとに復習するのは、なんと喜ばしいことでしょうか。

同じ学問をする友人が遠方からわざわざ訪ねてきてくれることは、なんと楽しいことでしょうか。

人が学徳を認めなくても怒らないのは、なんと君子らしい徳のある人ではないでしょうか。」と。

国語
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