【2024年度】共通テスト地理Bの出題予想と対策ポイントです。
共通テスト地理Bの出題予想
- 地理資料(グラフや表などのデータ)をもとにして、思考力を問う出題
- 単元も万番なく出題され、マイナー地域まで抑えておく必要
- 自然環境と災害・防災をテーマにした問題に注意
- SDGsやCOP、TPPなど国際事情に関連した問題
などに注意しましょう。
共通テスト地理B対策ポイント
「地理は科学」ということを理解しておきましょう地理用語や地名などの暗記に傾注していては危険です。
理科の諸科目の攻略と同じで、暗記ではなく、さまざまな地理現象が生ずるメカニズムを論理的に理解・ 把握して、地理的な思考力を習得することが重要です。
また、図・グラフ・統計表など多様な地理資料が用いられるので、これらから情報を把握したり、これらを活用して思考できるように、地理的なリテラシーを習得することも重要です。
教科書の活用
本文をザッと流し読みするだけでなく、図表・コラム・脚注もしっかり理解することがポイント!
最初に、単元ごとに太字部分に注目しながら本文をザッと流し読みして、その単元の学習内容を 概観するとともに、どのような地理現象について理解することが必要なのかを把握しよう。
次に、本文の記述と関連付けながら、図表・コラム・脚注に示された事項について、その内容をしっかりと理解することに 取り組もう。この際、次に示す教科書傍用の地理資料集や用語集・統計集・地図帳を活用して、取り上げられた地理的現象が生ずるメカニズムを論理的に理解・把握するようにせねばならない。
あわせて、図表から情報を把握したり、それらを活用して思考するリテラシーを習得ことも忘れてはならない。
教科書傍用の資料集
教科書で取り上げられた地理現象が生ず るメカニズムを論理的に理解・把握しよう、
地理資料集には、教科書よりもはるかに詳しくかつ丁寧に、また豊富な事例を取り上げて、さま ざまな地理現象が記述・説明されている。それゆえ教科書で把握した理解すべき地理現象は、地理資料集を 活用して論理的・具体的に理解するようにしたい。
用語集・統計集・地図帳の活用
教科書や地理資料集に登場した地名・用語・データなどをしっかりチェックしよう。
教科書や地理資料集では、用語の説明が簡潔過ぎたり、データが最新のものでなかったり、地図に示された地名が関連するものに絞り込まれて限定的であったりする。そのためにも用語集・統計集・地図帳を活用・援用して正確な理解に努めることが重要です。
復習の仕方
関連する他の単元の攻略に 取り組む際に復習・再確認しよう。
学習した事項を忘れてしまうのは、仕方のないことですが、地理学習においては、既習事項を失念してしまっても、 あとでフォローアップすることができるものです。
たとえば、農牧業の単元でアメリカ合衆国やオーストラリアなど新大陸諸国の農牧業の特色について学んだとします。ここで学んだ事項を失念してしまっても、後日、世界地誌のアングロアメリカやオセアニアの単元で、アメリカ合衆国やオーストラリアの農牧業の特色が取り上げられたときに、しっかりフォローアップできるのです。したがって、どん どん先の単元へ学習を進めていっても大丈夫なのです。
カード作成の利用
題名は地図帳や白地図、用語と 統計データはカードに整理しよう。
地理学習を進めていく過程で、次々と地名・用語・統計データが登場してきます。単に読んだり、聞いたりしているだけでは、当然すぐに混乱することになってしまいます。したがって、地名は登場したら直ちに地図帳や白地図に整 理するようにしましょう。もちろん、ただ印を付けるだけでなく、一体なぜその地名が重要なのかを傍らにメモしておくことです。また、用語と統計データに関しては、その用語の意味やその統計データが有する地理的な規則性・法則性をカードの表と裏の両面を使って整理し、通学時間などを利用して繰り返し確認するようにしましょう。
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