【高校地理総合】入試やテストに出る世界・日本の「山脈」についてまとめています。
覚えておきたい世界の山脈や山一覧
天山山脈
形成された年代は古いが、新生代以降の断層により大きく持ち上げられた地墨山脈(断層山脈)。古期生帯でありながら標高がかなり高い(7000mを超える)のは断盛による地形であることが原因。山頂に降った雨や雪が湧出する北麓や南麓にはオアシスが点在し、それらをつないで通商路(シルクロード)が発達。
チベット高原
新期造山帯の高原。塩湖が多く分布。降水量が少なくヤクなどの遊牧が行われている。ラマ教徒のチベット人が居 住。区都ラサ(標高3700m)。
ヒマラヤ山脈
新期造山帯の巨大な褐曲山脈(火山はみられない)。インドと中国の国境を成し、標高は8000mを超える。インド洋から吹き込むモンスーンの影響で南麓のアッサム地方は多雨となるが、北側のチベット高原は少雨。
アフリカ大地溝帯
アフリカ大陸の東部を縦断する巨大な地溝帯。プレートの広がる境界であり、変動帯をともなっている。高原地
形や火山、断層湖(タンガニーカ湖など)がみられる。
キリマンジャロ山
アフリカ東部、赤道付近に形成された火山。標高は約6000mに達し、山頂付近には万年雪や山岳氷河がみられる。
ウラル山脈
ヨーロッパ・ロシアとシベリアの境界を成す巨大な山脈。古期造山帯であるが、鉄鉱石の埋蔵が豊富(マグニトゴルスク)。
カルパティア山脈
東ヨーロッパ中央部の山脈。ヨーロッパの新期造山帯で最も北に位置する。
アルプス山脈
ヨーロッパ最高峰を含む新期造山帯。山岳氷河による地形が多くみられ、移牧も行われる。
アパラチア山脈
アメリカ合衆国東部の丘陵性の山脈。古期造山帯で、石炭資源が豊富。侵食が進んだ地形輪廻の老年期の段階。北部のピッツバーグでは炭田立地型の鉄鋼業が成立。
ロッキー山脈
北アメリカ大陸を縦断する巨大な新期造山帯。海岸に沿うアンデス山脈とは異なり、内陸部を通過する。
サンアンドレアス断層
カリフォルニア州南部の巨大な断層、太平洋プレートと北アメリカプレートのずれる境界である。
アンデス山脈
南アメリカ大陸太平洋岸に沿う新期造山帯の山脈。ラパスなどの高山都市も位置。リャマ・アルパカの遊牧の他、農業を営まれ、標高の低いところではトウモロコシ、高原ではジャガイモなど、高度帯によって異なった作物が作付けされている。
ブラジル高原
ブラジル南部の高原。安定陸塊であり、標高は1000m程度。北部はカンポセラードと呼ばれる荒地、南部はテラローシャが分布するコーヒー栽培地。
グレートディヴァイディング山脈
オーストラリア大陸東部の古期造山帯。標高2000m程度の丘陵で、モウラなど炭田が分布。暖流にする東側は多雨だが、内陸側の西川は少雨。
日本の山・山脈の名称一覧
- 列島…弧状列島。プレート境界に位置する。活断層で地震が多発。
- 山地…国土の4分の3が山地。フォッサ=マグナの糸魚川・静岡構造線付近は, 日本アルプスを形成。中央構造線が、西南日本を外帯 (山地が高い)と内帯(丘陵状)に分ける。
- 平地…河川の侵食・堆積作用がさかん。山間部にV字谷が形成。大きな三角州が少なく,扇状地が多い。洪積台地(武蔵野)も分布
- 気候…明瞭な四季。梅雨・秋報・台風が土砂災害をもたらす。やませが冷害をもたらす。近年、エルニーニョ現象による異常気象。
白神山地
世界最大級のぶなの原生林が広がり、1993年に世界遺産に登録された青森県と秋田県の県境にある山地
浅間山
群馬県と長野県の県境に位置し、周辺で高原野菜の栽培がさかんな火山
紀伊山地
近畿地方南部の大部分を占める山地
阿蘇山
熊本県にある世界一といわれるカルデラをもつ火山
東北地方の山地
中央に奥羽山脈、西に出羽山地、北に北上高地。
日本アルプス
飛騨・木曽・赤石山脈。日本の屋根。
中部地方の火山
浅間山、富士山などが点在。
コメント