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【高校古文】新古今和歌集のテスト対策問題

新古今和歌集 国語
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【高校古文】新古今和歌集のテスト対策問題です。『新古今和歌集』は、高校古文で必ず押さえておきたい和歌集の一つであり、入試や定期テストでも頻出です。幽玄・有心といった美的理念や、本歌取り・体言止めなどの表現技法を正確に理解することで、古典の読解力が大きく向上します。本記事では、テストによく出る和歌の現代語訳、文法・語句の確認、表現技法の解説とともに、理解を深める練習問題を紹介します。苦手になりやすい和歌単元を、得点源に変えましょう!

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新古今和歌集のテスト対策問題

次の和歌を読んで、後の問いに答えなさい。

❶ 見渡せば山もとかすむ水無瀬川夕べは秋となに思ひけむ(後鳥羽院)
❷ 昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山ほととぎす(藤原俊成)
❸ 寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ(寂蓮法師)
❹ 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする(式子内親王)
❺ 人住まぬ不破の関屋の板廂荒れにしのちはただ秋の風(藤原義経)

【問題❶】
見渡せば山もとかすむ水無瀬川夕べは秋となに思ひけむ(後鳥羽院)

問1. この和歌の季節はいつか、最も適切なものを選べ。
ア. 春 イ. 夏 ウ. 秋 エ. 冬

問2. 作者が「夕べは秋となに思ひけむ」と述べている理由として最も適切なものを次から選べ。
ア. 水無瀬川が凍っていたから
イ. 春の夕暮れの美しさを知らなかったことへの驚き
ウ. 秋の方が情趣があると今も感じているから
エ. 夏の暑さが終わってほっとしているから

【問題❷】
昔思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山ほととぎす(藤原俊成)

問1. この歌で詠まれているのはどのような状況か、最も適切なものを次から選べ。
ア. 華やかな宴の様子
イ. 戦乱の場面
ウ. 静かな草庵で昔をしみじみと思い出す夜
エ. 登山中に聴こえた鳥の声に感動した様子

問2. 「涙な添へそ」と詠まれているが、この言葉からわかる作者の気持ちとして最も適切なものを選べ。
ア. 喜び イ. 怒り ウ. 驚き エ. 哀しみ

【問題❸】
寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ(寂蓮法師)

問1. 「その色としもなかりけり」とあるが、これはどのような意味か。
ア. 秋の山の色がとても鮮やかだった
イ. 色だけが寂しさの原因ではなかった
ウ. 赤や黄色の色がすべてを表していた
エ. 山の色がとても悲しかったということ

問2. この和歌が詠んでいる「寂しさ」は、どのようなものか最も適切な説明を選べ。
ア. 季節の移り変わりによる寂しさ
イ. 戦で人がいなくなった寂しさ
ウ. 都を離れて一人暮らす寂しさ
エ. 山の中で迷子になった寂しさ

【問題❹】
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする(式子内親王)

問1. 「玉の緒」とは何を意味するか。最も適切なものを次から選べ。
ア. 糸で作った飾り物
イ. 命
ウ. 涙
エ. 恋文

問2. 作者の心情として最もふさわしいものを次から選べ。
ア. 恋に対する期待
イ. 未来への希望
ウ. 耐え難い恋の苦しみ
エ. 喜びに満ちた気持ち

【問題❺】
人住まぬ不破の関屋の板廂荒れにしのちはただ秋の風(藤原義経)

問1. 「不破の関屋」はどのような場所か。
ア. 歌枕として有名な関所の跡地
イ. 現在も人が多く住む町
ウ. 戦場となった野原
エ. 港のある宿場町

問2. 作者が「ただ秋の風」と詠むことで表現していることは何か。
ア. 自然の美しさ
イ. 関所の防風機能のすばらしさ
ウ. 荒れ果てた寂しさ
エ. 秋の収穫の喜び

新古今和歌集のテスト対策問題の解答

【問題❶】問1ア 問2イ
【問題❷】問1ウ 問2エ
【問題❸】問1イ 問2ア
【問題❹】問1イ 問2ウ
【問題❺】問1ア 問2ウ

<現代語訳>
❶ 見渡してみると、山のふもとがかすみ、その間を水無瀬川が静かに流れている。夕暮れの風情は秋に限る――そんなふうに思っていたのは、なぜだったのだろう。こんなにも素晴らしい春の夕べがあることさえ知らずに。

❷ 華やかだった昔のことを思い返しながら過ごす、草庵の夜の雨。山ほととぎすよ、そんな寂しげな声を聞かせて、これ以上涙を誘わないでおくれ。

❸ この寂しさは、秋らしい色合いを帯びながらも、どこから来るというわけでもない。ただ、真木が立ち並ぶ山の中の、秋の夕暮れよ。

❹ 私の命よ、絶えるのならば、いっそ絶えてしまえ。このまま生き長らえれば、耐え忍ぶ力が尽きて、心に秘めた恋の思いがあらわれてしまいそうなのだから。

❺ 今はもう廃止され、人の気配もない不破の関所の板庇よ。すっかり荒れ果ててしまったその場には、ただむなしく秋風だけが吹き抜けていく。

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