【総合型選抜】グループディスカッションにおけるポイント・注意点です。
グループディスカッションのポイント
グループディスカッションで、間違ってはいけないのは、ディべートではないということです。一言で、その違いを表すとしたら、
- ディスカッション…話し合いで一つの解を見つける
- ディべート…論戦であり勝敗がある
ということになります。なので、グループディスカッションでは、自分の意見を通そうとするのではなく、協調して話し合いを通じて、より最適解を見出していかなければならなりません。
グループディスカッションで求められること
グループディスカッションで求められること、つまり試験監督はどこを見て評価しているのかということですが、以下のような項目が挙げられます。
- 他者との協調性
- 課題に対して的確な意見がいえる積極性
- 課題に対して十分な知識があるか否か
- 他人が発言しているときの姿勢(ちゃんと聞いているか、メモをしているかなど)
自分の意見を言わなければと自分だけい集中しすぎたり、発言を多くしなければと暴走してはいけないのです。
グループディスカッションでの役割
グループディスカッションでの役割には、大きく5つに分けられます。進行役(ファシリテーター)、タイムキーパー、書記、調整役、まとめ役ということになります。
- 進行役(ファシリテーター)…ディスカッションでの進行をしていく役割です。
- タイムキーパー…時間内に解を見出すために、考える時間、発言する時間、意見をまとめる時間など、設定した時間を管理する。
- 書記…出てきた意見や議論の変遷をメモする、まとめる。
- 調整役…発言が少ない人への気配り、意見が偏ったりしているときに違った視点を提供するなど議論が活発になるように調整する。
- まとめ役…グループ全体を見渡し、意見をまとめたり、進行役に助言したりなどします。
グループディスカッションでの注意点
よくある勘違いですが、勝敗を決めるわけではないということ、それから、多く発言すればいいわけではないということ、そして、他人の意見を批判的に聞き反対意見を述べるわけではないということです。
■ 勝敗を決めるわけではないということ
これは、先にも記述しましたが、ディべートではありません。他のメンバーと協調しながら、円滑に議論を進めていきましょう。肩の力を抜いて、みんなで力を合わせてというイメージです。
■ 多く発言すればいいわけではないということ
積極性も大事ですが、協調性も大事で、他の人の意見も充分に聞き、グループ全体が同じ発言量になるようにしていくことも大事です。多くを語りすぎると、逆に的外れな発言になったり、他の人を困らせてしまう発言になったりと墓穴を掘ることもあります。
■ 他人の意見を批判的に聞き反対意見を述べるわけではないということ
反対意見を述べること自体は悪くないですが、何が何でも反対する、喧嘩腰に発言するなどはよくありません。反対意見を述べるときは、笑顔で発言するなどの余裕が必要です。
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