【高校漢文】孟子「五十歩百歩」のテスト対策問題です。
【問題】五十歩百歩のテスト対策問題
次の漢文を読んで、次の問いに答えなさい。
(1)傍線部❶「請以戦喩」を現代語訳しなさい。
(2)傍線部❷「甲」の意味を答えなさい。
(3)傍線部❸「兵」の意味を答えなさい。
(4)傍線部❹「不可」とありますが、何に対して恵王は「不可」と述べているのか、次のア~エより1つ選びなさい。
ア 戦いの喩えで孟子が恵王に話をしたこと。
イ 五十歩百歩であろうが戦いの最中に逃げ出すこと。
ウ 五十歩逃げた者が、百歩逃げた者を笑うこと。
エ 五十歩走った者が、百歩走った者を笑うこと。
(5)傍線部❺「是」が指しているものは何か、七字以内で答えよ、
(6)「五十歩百歩」の意味を十字以内で答えよ。
【解答・解説】五十歩百歩のテスト対策問題
(1)どうか戦いでもって、喩えさせてください。
「請」は、「こふ」と読み、文の初めにある。
(意味1)どうか~していただきたい。
(意味2)どうか~させてほしい。
※今回は、「請ふ~ん」の形で、「意志の助動詞」で、自分がこうしたいという意味で、(意味2)どうか~させてほしい。となる。
(意味1)どうか~していただきたい。
(意味2)どうか~させてほしい。
※今回は、「請ふ~ん」の形で、「意志の助動詞」で、自分がこうしたいという意味で、(意味2)どうか~させてほしい。となる。
(2)よろい
(3)武器
(4)ウ
(5)五十歩逃げた者
(6)大差がないこと。(似たり寄ったり。)
<書き下し文>
孟子対へて曰はく、
「王戦ひを好む。請ふ戦ひを以つて喩へん。塡然として之を鼓し、兵刃既に接す。甲を棄て兵を曳きて走る。或いは百歩にして後に止まり、或いは五十歩にして後に止まる。五十歩を以つて百歩を笑はば、則ち何如。」と。
恵王曰はく、
「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是も亦走るなり。」と。
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