【高校生物】反射のまとめについてまとめています。
反射
刺激に対して、意識とは無関係に起こる反応を反射という。大脳を経由せず、脊髄や延髄などから効果器に指令が伝わるので、反応はすばやく起こるが、反応の型が一定しているのが特徴である。
反射の例
- 物を食べるとだ液が出る。
- 顔の前に物が飛んでくると、瞬間的に まぶたが閉じる。
- ひざの下をたたくと,あしがはね上がる(膝蓋けん反射)。
- 熱いものに手が触れると,思わず引っこめる(屈筋反射)。
膝蓋けん反射のしくみ
ひざの下をたたくと、筋肉内の受容細胞が興奮し、そこにある感覚神経を通じて、興奮が脊髄へ伝えられる。脊髄では、それがすぐさま運動神経に伝達されて、筋肉が収縮する。そのため、興奮が大脳へ伝わってたたかれた感覚を起こす前にあしがはね上がる。
反射弓
刺激を受けてから反射が起こるまでの経路を反射弓という。反射号の最も簡単な経路は、膝蓋けん反射のように感覚神経と運動神経とが組み合わさった、ニューロンが2個だけしか関与しないものである。しかし、他の反射においては、脊髄または延髄で介在神経を経由するため、3個以上のニューロンが関わっているのがふつうである。
反射中枢
反射の中枢はおもに脊髄と延髄にある。
脊髄反射
- 膝蓋けん反射
- 熱いものに触れて手を引く反射(屈筋反射)
- 排便・排尿
- 末しょう血管の収縮と拡張などの反射。
延髄反射
- 物を食べたときだ液の出る反射
- 涙の分泌
- くしゃみとせき
- 心臓の運動・外呼吸など生命維持に欠かせない反射。
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